夢ふくらませ社会人としてのスタート
合同入社式4月1日
128名(48社)の新入社員が参加して





新入社員実力養成講座
社会人としての自分を客観的に判断


どうゆうき



▼一九六三年につくられた中小企業基本法がようやく大幅に見直されることになったようです。中小企業の範囲等、激動する日本経済の中で三十六年の長きにわたってそのままになっていたことに疑問をもっていた私には、ようやくという感があります。他にもいろいろな法律や規制がありますが、今まさに二十一世紀を向かえようとしている時に、現状と大きくズレたことが沢山あります。この際あらゆる面で、国民や私達中小企業家の立場にも立った改革を望むものです▼今話題の省庁の改変など、行政改革も同じことではないでしょうか。先日、中小企業研究財団の会合でアメリカ流通業のことについて、日本福祉大学の森教授のお話を聞く機会がありました。「アメリカは国全体で大きな法律があり、州ごとには地域にあった規制がある」との話を聞き、なるほど合理的なものの考え方が定着している国だなと感心し、私達日本人も見習うべき点が多くあるなと思いました。要は、「だれのための法律であり、規制であるか」の原点をみんなが追求することが必要であり、その事を外に向かって発信することの大切さをしみじみと感じています▼このところ、愛知同友会の中でも何人かの人達が中心になり、会の運動方向をしっかりとらえて活動しています。この輪がさらに大きくなり、全国の同友会の足並みが揃ってきたら、その時初めてやりがいのある企業活動や住みよい地域づくりが可能になるのだろうと思います。今後も多くの仲間といっしょに同友会運動のできることを楽しみながら、生きたいと思っています。
副会長 尾嶋敬久