総意と創意をこらした支部総会を開催(3月)
より会員と、より地域と密に(5支部・41地区の総会が開催)

二月十七日に開催された千種地区の総会を皮切りに、この三月、年度の締めくくりであり、新年度の方向を確認する場でもある総会が、五つの支部と四十一の地区で開催されました。今年二回目の開催となった支部総会では、活動経過と決算、新年度の活動方針や予算、支部役員の承認が行われ、終了後には懇親会も行なわれ、大いに盛り上がりました。昨年に引き続き、開催会場の地元犬山市の石田芳弘市長を招いた第一支部、「99同友会ビジョン」や「愛知同友会の新年度方針」をじっくりと討議した三河支部など、二回目ということもあり、各支部ごと工夫の凝らされた総会となりました。
第一支部3月27日
交流の輪を広げ、出会って良かった

第一支部総会は昨年同様、九つの地区総会が行われた後、約二百名が参加し、犬山観光センター・フロイデで行われました。来賓に、昨年に引き続いて地元の石田犬山市長を迎え、支部長を務められたヒット食品の橋本社長から高坂新支部長へのバトンタッチの場となりました。北地区の花崎氏の司会と一宮地区の鳥越氏の進行で、各議案を承認した後,陣中太鼓の演奏で懇親会が始まりました。懇親会のメインとしてプロ顔負けの各地区対抗の余興が行われ、西地区がみごと優勝を果しました。また当日、橋本前支部長夫妻への花束と記念品贈呈や、会員増強表彰も行われ、目標を達成した一宮地区、北地区、名西地区に感謝状が贈られました。
第一支部活動方針 年間テーマ
「自社の持ち味、得意技を生かし、生みだし、それをもとに独自の戦略を展開できる企業づくり」を自立型企業づくりと位置づけ、変革の時代に適合する経営で成長し、地域の担い手として、地域との関わりも視野に入れた活動をしよう。
活動テーマ 交流の輪を広げ、出会って良かった「心暖かい出会い」出会って良かった「一歩前進」
第2支部3月13日
自社の革新と会の再構築

第二支部総会が三月十三日中小企業振興会館で開催され約百名の方が参加しました。活発な質疑応答が行われ、新役員の意気込みが肌に伝わってきました。冒頭に堀尾支部長より、金融問題やインターンシップなど、今日の景況下において同友会活動が幅広く社会に評価されてきていること、二十一世紀に向かって力強い中小企業と同友会づくりのためのビジョンが提起されていることなどが紹介されました。討議の中心としては、行政区対応や総合舞台の場をめざす支部活動の方向性、学びの場としての地区・支部・県活動のあり方などについてでした。役員として、いかに学び、人材交流の場を充実・提供していけるのか、熱気に溢れる意見交換が行われました。
第二支部活動方針
はじめに
二〇〇〇年の支部再編に向けて、支部の役割を明確にする大切な一年と位置づけます。
(スローガン)
自社・同友会の原点を見つめ直し、再構築に取り組もう。経営環境が大きく変貌する中、我々中小企業が勝ち残るために今のままで良いのだろうか。今、必要なのは情勢の変化に応じた自社の革新であり、会の再構築である。
活動の基本方針
(1)支部組織を支部運営担当・支部活動担当・研究会グループ担当の三つに分けます。
(2)地区会員のニーズに応える為数多くのステージを提供します。
(3)地域との関わりを深める為、地域行政に積極的にアプローチします。
第3支部3月19日
同友会の原点は自社での実行

第三支部総会が、役員を中心に五十名の参加で開催されました。
三年間の支部活動を振り返り、山本支部長より、「広い学びの場づくり」「異業種交流」をテーマに取り組んできたこと、今後は、経営課題をより深く掘り下げる活動が大切であることが報告されました。続いて、新年度支部長に選ばれた木下氏より「学んで実践」をスローガンに、同友会の原点は自社での実行であること、「経営研究会」の発足、「地区活動支援」「様々なネットワークづくり」を掲げ、会員企業の個別経営課題の解決と、地区活動の活性化に力を注ぐ等の方針が発表され、承認されました。

第3支部活動方針
「学んで、実践」〜企業に活かす活動〜
今、日本経済は金融をはじめ製造業、建築業、商業、サービス業などあらゆる産業において、大きな転換期を迎えています。その中で中小企業が二十一世紀に生き残るためには自社の足下をしっかり固める経営をしていかねばなりません。私たち同友会は学びの場でありますが、単に学びだけで終えることなく自社に活かす学びでなければなりません。また、同友会は異業種の集まりであります。様々なネットワークをつくり、会員同士共に成長して欲しいと願っています。
(1)「経営研究会」の開催経営に直結した、より専門的な勉強会を実施します。その中でもっと深く勉強する必要性を認めたものについてはグループをつくり、目的が達成できるまで継続的な活動をしていきます。
(2)「ネットワークセンター」の発足同業種、異業種のグループ化を支部が支援します。
(3)「自立型企業をめざす」「地域社会と共に歩む同友会」という「99同友会ビジョン」の理解を深め、その達成のための活動をあらゆる機会を通じて展開していきます。
第4支部3月13日
混迷の時代に何をなすべきか

第四支部の総会が昨年に引き続き、産業貿易館で開催され八十二名が参加しました。総会議事は、昨年末から役員会で検討を重ねてきましたので、大きな混乱なく終了することができました。記念講演として、立教大学の山口義行先生に「これからの日本経済と中小企業」のテーマで講演を頂きました。「この混迷の時代に中小企業経営者として何をなすべきか」を、前日開催された政党シンポジウムでの提言や、同友会景況調査のデータなどを引き合いに、熱く語っていただきました。すべて会員による設営という懇親会では、昨年に引き続き増強目標達成地区へ記念品の贈呈を行いました。また、経営指針成文化グループの修了生から成果報告があり、一年の締め括りにふさわしい総会となりました。
第四支部活動方針
組識活動として
(1)地区間格差をなくし、会員一人一人が、活動に平等に参加できる仕組みをつくる。
(2)活動に参加する実質人数を増やすことで、役員一人当たりの負担を減らし、義務感からではなく、目的を持って同友会活動に参加できる仕組みをつくる。
(3)例会準備の過程で、新旧会員が交流することで、例会の目的や例会づくりの手法を交流し、将来の役員を育成できる仕組みをつくる。
(4)若手経営者や後継者の方に、青年同友会への入会を積極的に勧める。
支部内研究会づくり
経営者の普遍的な部分が中心になる例会と違い、研究会は専門的・自主的にテーマにあった仲間で構成されます。やりたい人が自主的に集まり、自主的に運営し、取り組みます。
三河支部3月27日
一人がみんなのためにみんなが一人のために

三月二十七日、地元の刈谷市産業振興センターで開催された第二回の支部総会には、約七十名の会員が出席しました。作年の支部総会とは趣きを変え、「同友会ビジョン」や「新年度の県方針」の討議に時間を費やし、支部会員の皆さんに充分納得してもらう主旨で行なわれました。三十分間に渡って加藤支部長より「ビジョン」と「県方針」の詳細な説明が行なわれ、「あいちは一つ」の認識がより広がりました。総会終了後の懇親会では、アトラクションの創舞の後、参加者全員が自己PRを行い、「支部はひとつ」の実感が参加者全員に伝わった総会となりました。
三河支部活動方針
本年度支部活動を考えるとき、今現在の会員に対しての会員のための同友会運動になっているかという事です。ややもするとテーマが大きくなりすぎたり、少し考え方が違ってしまうような活動にならないよう、実施機関である支部例会、地区例会、各部会等での活動に対して大いに議論をしていきます。この大変な時代を同友会にいたからこそ難局を乗り越えていけたと言える、会員のための同友会にしていき、三河支部全員の皆さんと叡智を結集し、地域になくてはならない三河支部にしていきたいと思います。
「地域と共に歩む中小企業経営をめざして」
(1)自立型企業づくりの創造
(2)経営指針確立と成文化
(3)三河支部地区再編
(4)活性化委員会
(5)部会及び研究会の推進
(6)もの申す会の継続