第2支部例会6月11日
『経営品質』を高め『顧客満足』の本質に迫る
新将命(あたらしまさみ)氏

入会予定の20余名の招待者を含め、会場いっぱいの参加者であった。堀尾支部長のあいさつに続いて司会より、「新将命先生は著名な外資系社長を何社も歴任された実務派である」との紹介があり、講演に入ったが納得。時折、挙手による設問、洒落のあるユーモアを混ぜながら少し早口で力強く話され、会場内は完全に魅了され、予定の2時間半が3時間に及ぶ熱演で、最後の質疑応答も時間を忘れ、止むを得ず終演とした次第であった。内容の一部を挙げよう。(1)『顧客満足』は『社員満足』から。(2)目先の不平不満より将来の明確な目標を示す。(3)参加(画)による納得を目標にしていますか?(4)権限委譲した側と、された側との認識のズレはありませんか?(5)差別化(信賞必罰)による公正な評価と処遇をしていますか?(6)何でも言いたいことが言える環境ですか?などなど。そして、あなたは「朗働」していますか(朝起きて出社するのが楽しみだ)。満足度は「心」「金」「環境」の3Kだ。先生から、この聴講により2つ以上は実行に移して欲しいと課題を与えられた。「誰もが幸福になりたい。いい会社にしたいのだから」。さあ、実行しよう!
粥川印刷(株)粥川正富
障害者問題委員会5月28日
この4月に熱田区にオープン「名古屋市障害者雇用支援センター」を見学
まず最初に、職業準備訓練のようすを見学しました。これは、事業所での実際の作業現場を再現した中で、ブリスターパックやボールペン組立などの作業を通して、就職をする上で必要な労働習慣や作業遂行能力、作業態度等を養成するものです。障害者用に開発された機械がありましたが、障害者に使いやすいということは、健常者にとっても使いやすい機械であるということなんだなあと思いました。また、所長様には、きれいごとや立て前でなく、本音で障害者のありのままの現状をお話しいただきました。私たちも、自社で障害者の方を雇用できればベストですが、そうでなくても、一市民としてもっと障害者に対する理解を深めていく必要があります。また障害者の方を閉じこめるのではなく、日常的にお見かけできるような街づくりを心がける必要があるのではないかと思いました。
神谷さつき労務管理事務所神谷さつき
「名古屋市障害者雇用支援センター」とは
熱田区にオープンした職業準備訓練、職場見学、実習、職場定着など、障害者の職業自立を支援する施設で、障害者問題委員会では、3年前にセンター準備会との懇談会を開き、中小企業の障害者雇用の現状を伝えてきました。
女性部会5月22日
過去は忘れて64歳、夢への挑戦
加藤房江氏(株)加藤建材
紅茶とケーキの会費制結婚式がめずらしく、新聞記事になって始まった新婚生活。ところが親の残した借金を知り、返済の日々。「金・物・人なし」で始めた商売は時代に恵まれて成長。仕事を覚えたのも束の間、社長が倒れ、以来、糖尿病・脳梗塞・肺ガンと病床の夫への21年間にわたる看病と社長代行。娘達は勝手に成長。6年前に社長がなくなり、いやおうなく社長に就任。しかし「代行」がつくのとつかないのは大違い。同友会に入会し、富山での女性部全国交流会に参加、これが経営者として大きな転機に。最近、娘が後を継ぐと言い始め、やっと自分の夢を考えられるようになる。本業を生かし、高齢化社会の地域に貢献できることを手がけて80歳までは現役で働きます。【感想】人生をかけて大きな挑戦をしている。悩みも大きいと思っていたが、加藤さんとは比べることもできないくらい小さい悩みだった。(参加の若手男性経営者)
(株)辻安全サービスセンター辻陽子