第2回あいち経営フォーラム10月23日
出しあった485名の知恵と経験−刈谷で開催

地元刈谷市より榎並市長が祝辞




今年2回目となる「あいち経営フォーラム」が10月23日、刈谷市産業振興センター(全館借切)で行われ、記念講演と12の分科会、そして懇親パーティに、485名が参加しました。刈谷市での10年ぶりの全県行事ということもあり、地元三河支部の熱の入った出迎えや、懇親パーティの設営協力など、「愛知はひとつ」という意欲が感じられた全県研究集会となりました。全体会では、地元刈谷市から榎並邦夫市長、刈谷市経済環境部商工課の加藤善朗課長、そして刈谷商工会議所から高野敏?専務理事が来賓として参加され、地元を代表して榎並邦夫市長に祝辞をいただきました。

12の分科会で「99ビジョン」での企業像を深める
継続的なテーマ追求も






青同30周年記念式典11月20日
飛躍への出発点−315名の会員で迎える

55名を増強して



青年同友会はこの10月、創立30周年を迎え、11月20日に「30周年記念式典」を開催し、この30周年が起爆剤となり、会員増強が大きく進んでいます。4つの青同あわせて55名を増強し、30周年事業当日には、315名の青同会員で迎えました。

経済交流をいっそう進めよう


どうゆうき

▼中小企業基本法が抜本的見直し作業が、今国会で行われています。この見直しで中小企業はどうなるか。先日、財団法人中小企業総合の主任研究員の和田耕治氏を招き、勉強会が行なわれました。一方、中同協ではすでに赤石会長名で、今回の基本法改正についての見解を表明しています▼さて、現在の基本法の構成では、まず前文があり、第1条に国の中小企業に関する政策目標が、第2条に中小企業者の範囲が定められ、以下、32条までの条文で構成されています。今回の法案も現行法と同じような構成であるとすれば、前文から始まるはずですが、その前文が現在の改正案ではなくなっており、比較ができません▼また第1条の「政策目標」の条文の文字数が少ない感じがしたので数を勘定してみると、90字程少ない上に、内容も非常に曖昧模糊とした感じを抱きました。抜本的改正であれば、なおさら、従来の中小企業政策の方向転換が表現される前文で、その理念・性格・思想などを確認したいと思うのですが…▼第2条では中小企業の範囲及び用語の定義がなされており、企業の規模という側面からの範囲が示されています。しかし、他の側面からも中小企業の範囲を定義できないのかと思います。例えば、大企業の一部ではなく、自立している企業といった風に、多面的に中小企業の範囲を定義してほしいと思います▼中小企業基本法の前文と第1・2条だけ読んでも、国が考えている中小企業像とわれわれが考えている中小企業像との間にギャップがあり、それを埋める作業がいかに大切かを感じています。
副代表理事 高岡正昭