会社に未来はあるか ~ヒントは同友会にあり
小川 康則氏 (株)北斗
経営理念の実践
西尾張支部「経営者の集い」が行われ、北斗の小川康則氏に報告いただきました。
小川氏は、中古車販売を生業として独立後、友人と共同経営で建設会社を新たに設立しました。しかし、1年後に友人から会社を辞めるとの申し出があり、北斗の前身となる会社を開業して屋根工事業を始め、現在に至ります。
そしてエクステリア業に参入後、小川氏は「幸せの循環」という経営理念を基に美容事業部を、そして今年には介護事業部を立ち上げました。3つの事業が相乗効果をもたらし、社員のやりがいに繋がり、また地域との関わりも密接になりました。
同友会での学び
同友会での学びには、「組織運営」と「本質」による2つの側面があります。話すことが得意ではないという小川氏ですが、同友会で様々な場に立ち、報告する経験をしたことで、社員に向けて堂々と話せるようになったといいます。また、考え方の違う人との関わり方も学べて、社業に生かせていると強調しました。
特に、同友会の本質は「人間尊重の経営」にあることに触れ、その中でも「経営者の責任」という根底の部分が一番大切だといいます。経営者と社員では役割が違うことを踏まえ、いかに社員にやりがいを持ってもらえる会社づくりをしていくかが求められていると話しました。
「経営」においては進歩か後退かのいずれかしかなく、現状維持はないといいます。そして様々な経験をすることが、経営者としての成長に繋がります。その経験ができる同友会で目標となる先輩経営者を見つけ、仲間と切磋琢磨しながら共に同友会の目指す企業づくりに邁進する旨、参加者に呼びかけ、締めくくりました。