活動報告

広報部会(12月4日)

独自戦略を持つ地域企業の取材発表

~肌で感じた会員企業の奮闘(2)
(西尾張、東尾張、名古屋第2支部)

地域に根差した独自戦略を学ぶ

働きやすさを考える

12月の広報部会では前月に続き「独自戦略を持つ地域企業」の取材発表を行い、西尾張支部は菅原設備、東尾張支部は浅井鋳造所、名古屋第2支部は加藤製菓の取り組みについて発表しました。

菅原設備の独自戦略は「働きやすさの追求」です。年齢を重ねた職人には働き続けられるよう管理職ポストをつくり、新入社員には入社直後からしっかりとした研修を行っています。また、外国人実習生のために語学教育をする会社をグループ化し、実習後も母国で仕事ができるよう現地法人を設立。若い社員の未来をつくるため、社員が働きやすい環境を整え、会社の発展を目指しています。

豊かな社会のために

浅井鋳造所では、木型を内製化し、機械加工についても関わることで、低コストで短納期を実現。専門知識を持つ多様な隣接業者と協力し、厳しい外部環境の中でも「ものづくりをしたい」という想いでさまざまな取り組みをしています。

自社の存在意義は社会を豊かにすることであり、そのために付加価値を上げ、自社や鋳物業をもっと発信することで、会社と地域が共に活性化することを目指しているとのことでした。

BtoBからBtoCへ

加藤製菓は飴類の製造販売を営む会社です。コロナ禍で業績が厳しくなったことを機に、BtoBからBtoCへ切り替える挑戦を始めました。(同友Aichi第564号「広報部員がお邪魔します」欄で紹介)

3社とも、自社や業界の現状をしっかりと把握することで、将来に向けての独自戦略を立てて実行していることが素晴らしいと感じました。独自戦略を立て地域を大切にしながら前向きに挑戦し続けることの大切さを再確認した例会になりました。

犬飼突板(株)  犬飼 英清