青同連協6月13日
青年経営者研修会
青同で学び、社長になって
村上 秀樹氏
村上電気工業
(92年卒業・吹上地区)
公私混同を排し自らを律せよ
会合に遅刻するのはもってのほかです。会を企画・運営してる人、出席している人たちに大変失礼です。遅刻しそうな場合、連絡するのは最低限マナーです。青同に入った当初、名刺の出し方一つとっても、先輩方に厳しくしつけられました。
後継者は、会社の外堀より徐々に固めて行き、なるべく早い時期に代表権を得るように努力しないといけません。そのためにも、公私混同は絶対してはならないのです。
社員は、いつでもどこでも社長の行動を見ています。ですから自らを律して下さい。また律する事によって会社は良くなります。
同友会に「お客様」として参加するのではなく、企画側として参加して下さい。「同友会は役を受けて、始めて本当に知ることができる」と思います。
役を受け、運営する側に立ち、仲間と一緒に切磋琢磨し、多きを学び、よりよい経営者になっていく事が、同友会の最大の有効活用だと思います。
後藤 登氏
樺川機械製作所
(95年卒業・中川地区)
青同は社長への予行演習の場
青同は、経営者としての予習の場です。企画に参画することで、企業経営のシミュレートもできます。ただ企画側にまわれば、時間をつくることが必要になってきます。
仕事の最中に同友会の活動を行うことを、社員はどう見ているでしょう。社員に納得してもらえるように、貴重な時間を費やしてください。
社長の仕事は、会社の方針を決定し、戦略的な経営を行う事です。ここが経営者と後継者との違いです。
二代目、三代目というだけで次期社長になることを、快く思っていない社員もいます。そこで「なぜ自分が社長になれるか」を会社全体に知らしめるような実践が大切なのです。
現在、中小企業では、ほとんどの企業が世襲制のように見えます。しかし、その時々に適した人間に変わって行き、その時代の経営手法を考察し、実行していける能力を身につけていかないといけません。 日々の仕事だけではなく、長い目・先を読む目を養い、努力していく事が経営者の本質です。それによってはじめて、あなたは社長として認められるでしょう。
グループ討論では、各テーブルごとに報告者のお二人にまわっていただき、若い私達に厳しくも優しいアドバイスをいただきました。
且R内機設 山内 弘幸