愛北地区9月17日法廷ウォッチング
街づくりに取り組んで
九月例会は、当地区メンバーで、弁護士の長谷川一裕氏(名古屋法律事務所)のお力添えで、実際の裁判風景を見せていただきました。当日、午後二時に裁判所ロビーに集合、裁判所の方の案内で、施設の見学と説明を受け、ビデオを三十分ほど見せて頂きました。長谷川先生より四つのケースを紹介していただきました。一つは出入国管理および難民認定法違反事件、二つ目は覚醒剤取締違反事件、そして、実際に長谷川氏が原告側に立つ新南陽工場住民訴訟、最後は業務上横領事件でした。全員で五〇一号法廷の業務上横領事件を傍聴しました。五〇一号法廷は、あまり大きくなく、傍聴席も二十四名ほどが座れるだけでした。この事件は、マスコミの取材もあり、傍聴席が数名分足りない状態でした。原則として立見はいけないそうで、裁判官の許可を待つことになりました。予定の三時十分になり、私達全員が起立、裁判官が入場してきました。裁判官の許しがあり、立見が許可されました。その後、被告人の入場。警察官に付き添われ、手錠のまま席に着きました。マンション管理人と理事をしていた二人の犯行、マンション管理費の横領事件でした。裁判の流れは、口頭弁論→証拠申請→証拠調→弁論終結→判決ですが、多くの人がかかわり、長い時間が必要になることが分かりました。この日は、事件名の読上げ訴状陳述などで、裁判官が被告人に名前、生年月日、二百万円の横領について質問を行いました。また弁護士とのやり取りなど迫力が伝わってきて、私自身も緊張してしまいました。またとない体験ができ、気軽にお値打ちの法律相談ができる友の会も知ることができて大変プラスになりました。
江南マリューズ平安殿近藤有助
事業計画書を作ろう勉強はしました!さて行動は?
瀬戸地区の前半期の活動より
選ばれる会社とは井上文夫氏叶V東自動車整備工場(7月23日)
大手ディラーでの六年間の勤務を終えた次男が今年四月より入社した際、社内改善提案書が井上社長に提出されました。これを機に顧客から選ばれる会社であることの重要性を実感され、選ばれる条件をポイント化し、現状を自己採点されたことを報告していただきました。グループ討論では、顧客や社員、そして取引先より選ばれる会社になるための取り組みについて話し合い、@ソフト面を重視し、大企業にはできないことをする、A必ず約束は守り信頼を売る、Bコミュニケーションを保つなど、「これぞ同友会」と実感する意見が多く出されました。事業計画書づくりでは外部視点から見つめることの重要性を実感した例会でした。
ケンハウスの昨日・今日・明日伊藤正尚氏泣Pンハウス(8月27日)
保険代理店やアパート管理を営む伊藤氏より、三年後の事業計画を立てるにあたっての視点(的確な情報収集・分析のための新聞記事等の読み方)、歴史や先人の行動を学ぶことの重要性、そして既に華々しい功績を残し、かつ残し続ける人々の成功に至るまでの過程などを報告していただきました。伊藤氏が、常に「三年後の稽古」(角界のことば)を意識して、情報の収集と分析、実力の養成に取り組んで見える姿を目の当りにしました。 時代を創る存在となれるよう三年後の自社の姿を想定して、稽古を開始しようと心に誓った例会でした。
「事業計画書をつくろう!」の折り返し(9月24日)
九月例会は、今年五月例会から始まった「事業計画書をつくろう!」シリーズの折り返し点となりました。今までの例会の経過を振り返り、各例会でのエッセンスを吸収した上で、「三年後の事業計画書づくり」という視点から、あらためて自分と自社を見つめ直しあいました。討論の中では、@社会全体の流れを読むことの重要性を痛感。A現在の状況や方向が将来的には危険な方向であることを知り、方向を変えた。B情報網やアンテナの延ばし方の最大のポイントは、自分自身の目的意識の高さである。目的意識をもって周囲を眺めたら、自社に役立つ情報を数多く見つけ出すことができた、などの意見が出されました。次回は、復路の一号例会として各自が「事業計画書作成プロセス」のレポートを持ち寄ることを確認しました。事業計画書完成へのゴール目指して、さらに加速をつけた九月例会でした。
犬飼社会保険労務士事務所 犬飼佳寿子