障害者問題委員会(11月16日)
みんなで佐久島へ行こう大空の下でふれ合い、学びあい

移動の介助もみんなで
障害者問題委員会では十一月十六日の日曜日、三河湾の佐久島で、障害を持つ人と共に「大空の下での感動」を味わいました。この催しには、会員の家族、障害者の方を含め、四十五名が参加しました。会員の奥さんである田中恵理子さんと三河支部ハイキングクラブの渡辺さんより感想を頂きました。
次も楽しみにして田中恵理子(巨i工舎)
前日までは雲り空だったのに、家にいてはもったいないような好天気に恵まれ、佐久島にでかけることになりました。チャーターした名鉄バスは今ひとつでしたが、貸切船はサロン風のとてもすてきな船で、島に着くまでの時間がとても短く感じました。海つりセンター公園の芝生でグリーンハウスの人たちにマグロとネギの汁物をふるまっていただき、大空の下、とても楽しい一日を過ごすことができました。障害児を持つ親として、自分の子供を理解して欲しいとは言いませんが、多くの人にも、こういう子供もいるということを知ってもらいたいとは思っています。まずは会って一日を過ごして知ってもらい、次に会った時には声をかけてもらえる、そんな人間関係をたくさん持ちたいと思います。主催された方々に心から感謝しています。さて、今度はどこへ行けるのかしら、楽しみにしています。
大空の下、気どらず、飾らず、ありのままでふれあった1日
「三河ハイキングクラブ」から参加して渡辺邦俊(渡辺測量・登記事務所)
彼は一生懸命に乗り込む。船内で飲み物がでる。ビールが飲みたいとのことで、私はカンを口元に持っていくが、大半口元からこぼれる。手に持ってグイ飲みができない。サイドポーチより、愛用のストローを取り出す。ストローと言っても五ミリ程のビニールパイプである。カン口にさし込み、彼はおいしそうに飲む。下船の補助を行った際、彼の腕の固さに驚く。力をいれているのか、元々硬直しているのか、柔軟性がない。通常の三倍の時間をかけ、島の東港より西港側の釣り広場へ移動。参加者全員楽しい昼食。魚釣を楽しみにしていた彼は、時間がなくて無理とのことで、残念そうな表情。本日の参加者はまだ軽い方との言葉。頭では解っているつもりであるが、参加して驚くことばかり。関係者の忍耐強い努力の結果である本日の行程。百聞は一見にしかず百見は一行にしかずチャンスを見つけ、障害者問題委員会にもぜひ参加してみて下さい。
環境問題研究会(10月26日〜11月1日)
「エコロジー&エコノミー97」展示会開催
環境とビジネスの共生をテーマに、環境問題研究会では「エコロジー&エコノミー97」展示会を十月二十六日〜十一月一日、名古屋市内のギャラリーで開き、約二百五十名が来場しました。環境に配慮した商品の開発などを行う会員企業や市民団体など二十社・団体が出展。容器包装リサイクル法施行を受け、発泡スチロールに代わる「おから」を原料とした緩衝材や、用途拡大が求められる廃ガラスのリサイクルでは、建設産業廃棄物処理業やメーカーなどの異業種で開発したカラフルな「透水性景観舗装材」を展示。そのほか、手回し洗濯機や電気不要の「生ゴミ分解消滅器」、太陽光発電や雨水利用などを盛り込んだ「環境共生型住宅」などが紹介されました。環境と共生する企業づくりが中小企業でも進められていますが、発表の機会の少ないことが悩みです。今回の展示会では、環境にこだわる企業が身近にあることを互いに発見し、廃棄物処理の相談や商品開発で商談に結びつくなど情報交流の場としても喜ばれていました。この研究会の代表の平沼辰雄氏(兜ス沼建設工業)は、「この取り組みを通して、これから愛知同友会として環境問題に取り組んでいく核づくりができたことが成果」と語っています。