第Dゼミ
インドと国際協力
斎藤千宏

バングラデシュの村人の自立支援など、「南」の人達の生活向上に尽くしている国際協力団体「シャプラニール」の代表でもある斎藤千宏先生が講師でした。アジアの中で最も神秘的な国でもあり、長い歴史が育んだ文化や経済など、私たちが知らなかった意外な面々を語っていただきました。例えばカースト制度により貧富の差が激しく、貧困にあえぐ人々が大多数なのにもかかわらず、人口九億人の中で日本より生活レベルの高い人々が八千万人いることなど。午後の国際協力のお話ではNGO(非営利民間団体)とODA(政府開発援助)のしくみや活動、実態などが紹介されました。斎藤先生の著書「国際ボランティア・レポート」では貧困世帯を支援し、自立をさせるための活動が紹介され、私達経営社にとっても勉強しなければならないことがたくさんありました。
ヒロタプロテック高橋丈晴
第Eゼミ
インターネットビジネス
後藤順久先生

ビジネス分野におけるインターネット利用の現状やネットに特化した商品開発の条件などの講義が、午後からは一人一台づつのパソコンを使って実際に体験。本を見て分った様な気になっていただけで、実際は奥が深く、たいへん興味深いものと実感ました。また、学生が先生となり実技を行いましたが、インターネットに対する若い学生の使い方を学ぶことができ、とてもいい勉強になりました。インターネット・ビジネスのコツは、@必ず返事を出す事、A見たくなるホームページにする事、Bネットにあった商品を出す事だと感じました。皆さんも一度トライして見ませんか。
丸太衣料釜h野守彦
第Fゼミ
リサイクル論
荻原喜之先生

昨年に引き続き、中部リサイクル運動市民の会の代表である荻原喜之氏をお招きしました。昨年は産業廃棄物がテーマでしたが、今年はリサイクルをテーマにゼミが進められました。午前中は「今なぜリサイクルなのか」を地球環境から解説していただき、午後は社会構造の変化や環境的時代背景に対するマーケティング展望を語っていただきました。ポイントは、@ビジネスチャンス、Aリスクマネージメント、BC・Iの三つで、講座の後参加者とのディスカッションに移り、リサイクルをしながらもゴミ問題に苦慮する会員の製紙メーカーの事例も出され、このゼミを契機に産学の協力が誓われました。
中京高周波工業渇F佐美隆行
第Gゼミ
高齢化社会に向けビジネスアプローチ
学生グループの皆さん

シニアネット
シニア世代にパソコンを介したネットワークをつくろうという新しい試みへの実験レポートを発表。高齢化社会を考えた上で、新しいコミュニティが必要だと考え、成果や苦労した点が語られた。経営者から具体的な質問や意見が出され、学生の皆さんはさらに一年間研究することになったそうです。
介護住宅と介護用品
また学生のレポートから私達の知らない様々な介護用品のことを知りましたが、どれもが非常に高価なものばかりで、介護が必要な人には負担が大きすぎるのが現状です。例えばライターは、片腕を戦争で失った人のために開発された商品ですが、本当に便利なものは健常者にも便利であることが多いそうです。障害者用品は「売れない」という先入観を捨て、企業のみなさんには、どんどん良い商品を発案・開発して欲しいとのことでした。このゼミではホームページで今回のゼミ内容の発表しています。ぜひご覧下さい。
http://www.acn.co.jp/seidou/ias/
エーシーネットワーク葛熏]宏幸