「Ainet」(愛知同友会ホームページ)公開1年
毎月六千のヒットが
昨年の四月二十六日に公開を始めた愛知同友会のホームページ「Ainet」が一年を経過しました。当初、会員企業に向けて積極的な情報発信と交流、そして中小企業の経営者団体として生きた情報を幅広く発信するために立ち上げました。報道部ではこの一年間を振り返り、まとめを行ないましたので報告します。
ヒット数の推移より
分析の対象はどれだけの人がホームページを利用したかです。月平均で約六千のヒット数があります。この数が多いか少ないかは指標となる数がないのでわかりませんので、「ヒット数の推移」を着眼点とします。四月の公開当初よりヒット数は順調に推移しましたが、十一月頃に一度落ち込んでいます。これは制作に携わる者や検索サーバによるヒット数が極端に減ったためだと分析しており、実質的には一年間を通じて利用者は増加していると見ています。
更新が一番のポイント
このホームページのヒット数の増加に要因としては、
@検索サーバへの登録
A同友Aichiなどでの告知
B継続的な更新作業
以上の点が挙げられますが、一番重要な事は、やはり常に新しい情報を発進し続けるために行う更新作業です。更新がなければ一度見たホームページを再度見にくるリピーターのヒット数が見込めず、一年間を通じたヒット数の増加はなかったものだと思われます。また表紙(トップページ)のアクセス数は、今年の三月が過去最高のアクセス数となっています。「絶えず新しい情報を発信し続ける」。この事こそ本当の情報発信であり、ネットワーク創りの基礎になると考えています。
アイオフィスミズノ 水野武(報道部員)
愛知同友会創立35周年記念冊子が完成(4月29日)
『空洞化を超える技術とネットワーク』〜大田区の中小企業視察〜沼波一郎(創立35周年実行委員長)
昨年十一月二十六・七の両日、愛知同友会主催の東京・大田視察(団長・鋤柄修代表理事)が行なわれました。独創性のある中小企業の企業見学、行政機関や大田21研との懇談会などを通し、「地域と共に歩む同友会」を生きた現実から学んで帰ってきました。今回この成果を、参加した三名の研究者の方の協力や愛知中小企業財団の支援もえて、一冊のパンフレットにまとめました。同友会運動に留まらず、今後の中小企業像を占う内容となっています。ぜひご一読下さい。
【記念冊子の構成】
(1)日本の未来は、人間を大切にするモノづくりから〜大田の町工場から〜小関智弘氏(作家・旋盤工)
(2)誇り高き中小企業との出会い(四社の事例)
(3)視察で得たもの(愛知会員の視察感想)
(4)空洞化を克服するために
@「大田のモノづくりの構造的特質を探る」吉田敬一氏(東洋大学教授)
A「愛知の機械金属産業に必要なネットワーク」森川章氏(名城大学助教授)
B「大田区のモノづくりネットワークと行政の役割」小栗崇資氏(日本福祉大学教授)
(5)視察に学んで地域づくり「愛知の支部活動を展望して」鋤柄修氏(愛知同友会代表理事)
(6)資料集
A5判一五○ページ価格一五〇〇円愛知同友会事務局までD〇五二―九七一―二六七一