第30回中同協総会(7/16・17大阪)
「今こそ会員増強運動を」(第4分科会に参加して)
増強も指針もトップの思いから 岩田真人(株)岩田レーベル
地区の増強委員として

まず会場に入って一九〇二名という参加者に圧倒され、あらためて同友会のパワーを感じた。この分科会に参加した理由はいたって簡単で、今年度から一宮地区の増強委員になったからだ。支部の増強委員会には何度か出席はしたが、まだまだ会員増強の意味を理解・納得しておらず、この機会に理解を深めようと考えたからである。言葉として「増えることが質をよくする」ということをよく聞くが、自分の腹に落ちておらず、まだ「なぜ増強なのか?今のメンバーでやっていけばよいのでは?」といったくちである。
理屈ではない
分科会の参加メンバーを見てみると、各県レベルの増強責任者が多く、あまりにも単純な理由で参加してしまったのかと反省するも、「そういった方々と同じ勉強ができる」というふうに前向きにとらえなおし、討論に参加した。グループ討論に先立ち、まず岐阜、宮城、宮崎の三同友会の増強責任者のパネル討論が行われ、それぞれの同友会での活動や、個々の増強に対する思いを聞いた。「増強に対する」と言うよりは、「同友会に対する」熱い思いが感じられ、それだけでもこの分科会に参加して良かったと思った。私のグループに宮城同友会の福王代表理事がおり、色々な熱い意見を聞いた。中でも、宮城同友会の経営指針の取り組みは理屈ではなく、「どれだけその社長が会社のこと、社員のことを真剣に思うか」をポイントにしていることに対して、私は心を動かされた。
パワーもアイディアも思いがあればこそ
増強とは単なる数増やしではなく、同友会という一つのいいものをいかに周囲の経営者に広めていくかということではないか。そのためには会員一人ひとりが同友会に対し、いかに思うかにかかっていると思う。同友会の重要な柱である「経営指針づくり」に話が収斂されていったことは、ある面当り前である。その思いがあれば、増強に関して何をやればよいかアイデアも出てくるし、その実践においてみんなをひっぱっていくパワーも出てくるように感じた。まだまだ、会社に対しても、同友会に対しても思いの点では弱いと反省する一方で、これからも前向きに色々なことに取り組み、その経験の中から思いを強めていければと思う。今回の中同協総会はそのきっかけになった。
理事会報告
第4回理事会報告(8/10)
◆会場愛知県勤労会館
◆参加二七名/三四名
【討議事項】
議題(1)全国総会(大阪)に参加して☆愛知より六十八名が参加☆参加感想を七点に整理
(1)構造転換、中小企業施策など、今後の運動の切り口が提起された。
(2)会の三番目の目的の位置づけについて、一歩踏み込んだ総会であった。
(3)「国民や地域とともに」の理念が確実に各同友会で実践されつつある。
(4)日常の経営や同友会活動が総括された。
(5)会員増強は運動の総力戦。日常的に本気で取り組むかが大切だと認識させられた。
(6)事前のグループ長教育が不十分。
(7)数を追う総会のあり方は疑問で、検討すべき。
議題(2)県行事計画の検討☆県総会と経営フォーラム、シンポジウムの位置づけや課題整理が提案。
(意見として)・フォーラムの分科会内容を委員会で担当する件では、支部と連携して委員の育成を考えて欲しい。
・総会での分科会は今後の課題整理の場とし、フォーラムはその実践報告に。
・フォーラムの充実は支部内の研究会の進行が大きなポイントとなる。
・シンポジウムは臨機応変に。
・各企画の参加目標を明確にする必要がある。(まとめ的整理として)
(1)フォーラム、シンポジウムは中味を良くし、続けることが大切である。
(2)地区役員経験者が支部内研究会や委員会に参加していくようなシステムづくりで、委員会の強化を図る。
(3)委員会がフォーラムづくりの主役になれる力量をつけていく。
◎意見も踏まえ各支部・委員会で討議し、次回理事会で再検討する。
議題(3)同友会ビジョンの討議について
(1)まず理事自身がビジョンの内容を良く理解する。
(2)各地区で充分討議する時間を確保するよう支部で取り組む。
◎上記を踏まえ、支部・地区・委員会で継続討議をしていく。
議題(4)秋の会員増強

(1)四百名目標で、七月末までに八十八名が入会。増強のペースを上げていく。
(2)「良い例会づくり」は支部役員会にまかせ、各増強委員会は増やすことに集中する。
◎以上の報告を受け、後半期の増強に力を注ぐことを確認。
【報告・承認事項】
(1)中同協専門委員会の委員に当該委員長・部会長を推薦することを承認。
(2)同友会ビジョンを討議する「地区会長交流会」の十月二十九日に開催する。
◎入退会者承認
●入会者二二名
●退会者四名
●現会員数二二一八名
【文責事務局・福島】