インターンシップで私が学んだこと

八月三十一日から九月十一日までの約二週間、日本福祉大学経営開発学科の学生二十七名が会員企業十一社と事務局で、インターンシップ研修を受けました。最終日の九月十一日には研修結果をレポートとして各人がまとめ、報告会が行われました。「感想レポート」から抜粋して紹介させていただきます。(編集部)
初めての現場で金型作り緊張と苦労の連続 菊池善真さん
(梶j愛豊精機製作所にて(ダイカスト金型設計製作)
金型を作る現場での作業は私にとってみればとても危険な作業に感じた。鉄を削る鋭利なドリルに何トンもする金型など、初めは現場に立っているだけで恐かった。機械に触る時、様々な注意を受けた。一番よく言われたのは、「機械や部品はいつでも交換できるが、体だけは交換できない」ということだ。現に他の工場では指を切ってしまった人がいるそうだ。機械を操作するときはかなり緊張した。危険な作業だからということもあるのだが、鉄を削るという作業は作り直しがきかないからだ。それに百分の一ミリ単位の作業、立ちっぱなしの環境。私は研修生で五時までの勤務でもかなり疲れていたが、社員の方々はほとんど残業で八時まで働いていた。「とてもきつい」と感じたが、社員の方はみんなやりがいのある仕事だと言っていた。確かに苦労して金型をつくり終えた時の達成感は何とも言えないと思う。コンピュータで部品の設計をし、そのプログラムを「ハマイ」という機械に入れて部品の一部分を作る一連の作業を体験したのだが、自分が設計した部品が実際に完成した時の感動はとても大きかった。

分別、回収そして経理慣れない仕事に悪戦苦闘 加藤洋介さん
(梶j平沼建設工業にて(産業廃棄物処理、建造物解体)
いろいろな仕事を経験させていただきました。例えば、工場にある焼却炉の見学の時には三十メートルの煙突の頂上にも登りました。そして、分別作業も手伝いました。そこでの仕事は午前中だけでしたが、この炎天下の中で黙々と働いている人夫さんの姿には感動し、尊敬しました。また、回収作業に同行した時には、回収してはすぐに次の現場に行くということを繰り返しているドライバーの人はすごいと思い、事務の人は人数が少ないのにたくさんの業務をこなしていて、またすごいと思いました。事務所内で経理の手伝いをした時があったのですが、なかなか数字が合わず、本当に嫌気が差し落ち込んでいたのですが、三日目になったら社員の方に「ゆっくりでいいから」と言われたためか、慣れてきたのか、前ほどひどく間違える事もなくなりました。数字が合わなかった時までは、私はこのような仕事は向いていないと思い込み、社会人としてお金を稼ぐということは本当に大変だと思いました。最後に。本当に中小企業というのは、一人一人の力がとても重要であるということを肌で感じることができたと思います。
理事会報告
第6回理事会報告(10/16)
◆会場愛知県勤労会館
◆参加二七名/三四名
【討議事項】
議題@県への「政策要望」
◎要望内容を承認し、愛知県に対して提出する。
議題Aビジョン検討の現状と今後について
◎理事会での意見と、「地区会長・理事交流会」での意見を盛り込み、最終案を十一月理事会で提案する。
◎理事は地区内での討議状況を把握する。
議題B県行事(定時総会・フォーラム)実行委員会の編成に関して
◎総会を四月二十四日(土)、中小企業振興会館で開催する。
◎総務会は企画提案、開催責任は理事会、実行委員は議案調整と当日設営を行なう。
◎経営フォーラムは今後の支部長・委員長交流会で基本構想(テーマ設定)を固め、実行委員会で具体化する。
◎総会日程、会場、実行委員体制、準備構想、総会内容の基本構想の提案を承認。
◎「経営フォーラム」については来年十一月開催とする旨を了承した。
◎役員選考委員会について、今後選出される委員の事後承諾を含め、役員選考に入ることを承認。
◎規約検討委員会について、尾嶋委員長と各支部一名、委員会より一名、計七名での構成する。
議題C事務局活動改善(第一次答申案)
◎理事は十一月理事会までに提案内容をじっくり理解し、事務局活動改善に関する討議は十一月理事会で行う。
議題D会員増強について
◎十一月末までの各支部達成目標が確認された。
【報告・承認事項】
@第九回障全交について
◎第一次締切りで愛知一二六名、各地五一名の参加申し込み状況。
A九九年版会員名簿
◎「行政区別索引」を検討中。名簿作成は掲載広告料で賄うため、広告掲載を勧めていただきたい。
B映画「学校V」上映開始にあたって松竹より依頼があり、前売券を同友会として取り扱う。
◎入退会確認●入会者一三名●退会者二六名●現会員数二二○一名
【文責事務局・福島】