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しあわせの天使はあなたの心が住所です気づいてましたか?いつもそばにいることを
文−井戸貞子氏




踏み出そう感動と共生の社会へ
第9回障害者問題全国交流会(11月12・13日)
全国22同友会から325名が愛知に集う





どうゆうき



▼第九回障害者問題全国交流会が十一月の十二・十三日、成功のうちに終わりました。これは九十八名の実行委員と愛知同友会を挙げての準備の賜物です。同友会らしい運営は日頃の活動から知ってはいたものの、あらためて愛知同友会の実力を確認させてもらいました▼今回の交流会のテーマは「共生社会」の実現。これは経済優先、そして弱肉強食の社会構造では経済復興を成し遂げた日本が、やっと気づいた文明国家の必須条件なのです。老いも若きも障害者も、人として公平に生きることの権利とこれを実現できる社会です。この機会にぜひ皆さんにも考えていただければ▼現在、従業員五十六人以上の企業では一・八%の障害者雇用が義務づけられていますが、実雇用率で全国平均一・四八%、そして愛知は唯一全国平均を下回っています。かって障害者問題委員会で愛知の会員企業の障害者雇用調査を行なったところ、かなり高い雇用率でした。また、今年の労働実態調査でも雇用企業率は二一%にもなっています。雇用をはじめ、地域に生きる中小企業の関わりや役割はますます重要になるでしょう▼今回の交流会では、中小企業の立場から「共生社会」実現に向け五つの分科会で深めました。そして、記念講演では現在の日本社会での共生のあり方への素直な疑問も投げかけられました。参加者それぞれが貴重なものを得たはずです。今後はこの感動を行動につなげ、各県同友会で障害者問題委員会が発足し、全国的にも力強い共生の一歩が踏みだされること、今、強く願っています。

障害者問題委員長松田昌久