女性部10月22日
経営者夫人から経営幹部への脱皮
青木佐賀子氏(株)高山電機

主人のムダのない流れるような仕事ぶりに、「この人となら食べれなくなることはないだろう」と思って結婚したのが、そもそもの間違い。結婚早々に主人は独立し、なんとか二十周年を迎えました。建築関連で一番最後にしわ寄せを受けるのが電気工事。「どこへ持っていっても断わられる」ような仕事が来ました。誰も図面が読めない。とうとう書いた人の所まで出かけていって仕上げましたが、これで自信がつきました。そのうち大変大きな仕事の話がきました。社員も含めて「今の我が社で受けれるか」を討議をしましたが、結論が出ず、社長はとうとう「最終判断はお前に任せる」と。考えた末、私は「やる」という答えを出しました。十年見てきた社長の技術に絶対の自信を持っていましたし、資金繰りは私が頑張ることだと思ったからです。それから十余年。今年も会社にとって転機となるような出来事がありましたが、社長と幹部の話し合いで決めており、社員も育っています。しかし、私はこれからどのように会社に係わり、貢献していけばよいのか、今、悩んでいます。
意見とアドバイス
悩んでいるときではない。お互い頑張って会社を大きくしよう。(ライバル宣言)そこまでご主人に信頼されている青木さんがうらやましい。
【事務局・服部】
女性部(三河支部)10月3日
忙しくってしょうがない襖製造業の秘密
竹内妙子氏竹内襖材(株)

女性部の三河支部の集まりは、竹内襖材・専務の竹内妙子さんに報告いただき、暖かい女性らしい例会となりました。「主人の姿を見ていて、同友会が竹内襖材を育てて下さったと思います。社長はいつも前を向いて常に会社のことを一生懸命思っている。社長ができない所をフォローしていくのが私の役目」「お金がない所から始めた会社で、自分に何ができるのか考えた。体を動かして働こうと思った。五名だった社員も四十名に」「毎日全員が日報を書き、私は社員を見つめ、日報に赤ペンを入れ、社員とのコミュニケーションをとっている。若い人達が悩み、成長していく姿を見て、毎日がとても楽しい」
(有)松栄印刷伊藤幸代
全国広報交流会(10/8・9)に初参加
興味本位で参加…収穫
土屋雅彦(有)みやび工房

「何が得られるだろうか」と期待しつつ、二日間の時間と参加費用が必要なイベントで、不安半分で参加した全国広報交流会。参加することに意義がある。そう思い、あまり深くも考えず、参加しました。驚いたのは、自分を含め愛知から八名もが参加。暇な人(自分だけかも?)が多いんだなぁ。二場先生の記念講演は簡潔明瞭なお話で、分かり易くよく理解できました。中小企業が中心になって復興した事、その中での情報コミュニティーの重要性…。そんな部分が、ごく身近に感じられました。最も印象に残ったのは、やはり「現場での生きたの情報の重要性」でした。「不景気」「厳しい」そんな言葉から、挨拶が始まりましたが、意外にも参加者は、元気で逞しい方ばかりで、いろんな議論(ほとんどが各地同友会の事例報告)できた事が、かけがえのない収穫でした。こればかりは実際に参加し、体験しないと、得ることができません。同友会活動の素晴らしさを発見したような気がしました。交流会での収穫である「現場の生きた情報の重要性」と「より迅速な活用方法」で、間違いなく時代は変ろうとしています。インターネット・電子マネー・高度情報化は私たち中小企業には追い風のような気がします。速くて経費の要らないメディアが次々に登場し、簡単に利用できるようになりました。広報活動に関わらず、ビジネスや交流の場に、そんなメディアを有効活用していきたいと思います。