同友会なぜ?なに問答(7)
特集99同友会ビジョン(第3回)
(Q)今回のビジョンに立って議論を始めると、「支部はどうするのか」という議論になっていきますが…。少し整理して、これから支部や地区はどうなっていくのでしょうか?
(A)同友会がこの旗印1・2で運動を始めていくとすると、会組織自体を行政対応にしなくてはいけないと思います。具体的には現在の五つの支部を地域ごとに再編し、名古屋市を一つの支部(名古屋支部)に、そして尾張地域を尾張支部、三河は当面一つの支部のままであると思います。名古屋支部、尾張支部については、広い範囲になりますので、いくつかの運営上の区分を設ける方向で検討されています。大きな括りはビジョンの中で構想されていますが、具体案については支部長会議で煮詰めていきます。続いて地区ですが、これも行政対応での地区編成が考えられますが、名古屋市以外の周辺都市で一つの地区ができるのかといえば、すぐにできるとは思っておりません。しかし将来的には、「人口十万人以上の地域に一つの地区」づくりをしていくという構想を持っています。行政といっしょに何かをしていこうと思うと、行政単位の組織が必要で、その時、「あてにされるような同友会組織」をつくり上げていきたいと思います。地域を考える場合、私たちは「生活者の視点」も必要です。同友会の三番目の目標は「良い経営環境をつくろう」であり、私達は経営者としてがんばっておりますし、事実、その地域の経済を支えています。バブルの一番の後遺症は、経営者の頭の中に「売上げ至上主義」「カネカネカネの拝金主義」が植え付けられたことで、やはり企業としては金儲けも必要ですが、経済の発展が国民のためにあるというならば、地域の住民と街をどうしていくかという視点が必要です。このように私たちは、「経営者の視点」と「生活者の視点」の二つの視点から物事を考えなくてはいけないと思います。
理事会報告
第10回理事会報告(2/5)
◆会場愛知県勤労会館
◆参加者二四名/三四名
【討議事項】
議題(1)第38回定時総会の準備について
(1)規約改正について
◎第二条(組織範囲)「この会の組織地域は愛知県とその周辺地域とし、本部を名古屋市におきます」を、「この会の組織地域は愛知県内とし、本部を名古屋市におきます」とする改正案を総会に提案する。
(2)役員選考について
◎本部の役員選出規定8を「役員任期は原則として第一期目は二年とし、第二期目以降は一年でも可、役員が一斉に交代するなど、会運営上、支障が起きないように留意し、そのために改選を毎年行います」とより明確にする。
「同友Aichi(一月号)」で発表済みのため、主旨に変更はないが、規程の文章を変えることを理事会で確認。
(3)総会分科会の進行状況と構成について
◎「歴史」「ビジョン(自立型)」「ビジョン(地域)」「三位一体」「調査研究」の五つのテーマによる分科会を構成する。
議題(2)第一次予算案の検討
☆各分野の要望を予算化すると、千二百三十三万円の会費積立金取崩となる。これを一千万円以内に縮小したい。
(1)本部事務所の移転、
(2)「中小企業家しんぶん」を一カ月分まとめて「同友あいち」に同封する等での支出削減案を検討している。
◎各組織でも検討する。
議題(3)事務局活動改善プロジェクト「答申案」に関連して
◎当面の間、退局者一名の補充は行わず、現状の事務局体制で業務にあたることを確認。
【報告・承認事項】
(1)愛知同友会のドメインの下に支部・地区のホームページを作成、より一体となったホームページ作りを行う。
(2)愛知同友会創立四十周年にあたる二〇〇二年七月に、周年行事として全国総会の開催立候補を行う。
(3)各政党とのシンポジウム開催にあたって☆四月の統一地方選挙を控えた今、各政党と共に地域経済を考える会合を企画したい。
(意見)☆同友会は「どの政党にも偏らず、等距離でおつきあいする」姿勢を貫く姿勢が大切。☆企画そのものの是非もあるが、会としてこれらに対するスタンスをはっきりさせて構えることが大事。
◎上記意見を考慮の上、詳細については福谷副代表理事、山田政策委員長、村上情報ネットワーク委員長の三名で詰めていくことで、企画開催を了承。
◎入退会の承認
●入会者一三名
●退会者一〇名
●現会員数二二一四名
【文責・事務局・福島】