第29回中小企業問題全国研究集会(2月18・19日岡山)後日譚
地区や支部県を越えた全国同友会の輪に感激
斎藤秀敏陽光建物サービス(株)

●見たい、聞きたい、もっと話したい
二月十八・十九日と岡山で開催された第二十九回全研に初めて参加しました。弊社の仕事柄(建物管理)、分科会は福島同友会の國分農場(有)の國分氏の、「資源循環こそが環境保全のカギ」に興味が湧き、参加させて頂きました。國分社長のお話は非常に興味深いお話で、もっともっと聞いてみたいこともあり、後ろ髪を引かれる思いで帰ってきました。この分科会に同じ愛知同友会の平沼第四支部長もおり、名古屋に着くや、「國分農場を訪問させてもらおう。もう一度國分社長に深く掘り下げてお聞きしてみたい」と意気投合。厚かましくも、私、平沼さん、徳山さん(一宮地区)、岐阜同友会の方など総勢八名で、三月十四・十五日、軽い気持ちで出かけました。

●「同じ同友会の仲間だ」
福島空港では國分社長に出迎えて頂き、一路、高村光太郎の「智恵子抄」で有名な安達太良山の山麓にある國分農場へ。事務所でいろいろとお話を聞いているうちに、地元あだたら地区の門馬会長を始め、会員の皆さん、そして事務局員さん、十数名が日曜日だというのに集まってこられました。夜は、岳温泉にある会員の「扇や」さんを宿にし、夜は総勢約二十名の大歓迎会が始まりました。ホテル内の二次会、あだたら地区の歌やビデオの披露もあり、地元会員の方三・四名はわざわざ宿泊もされました。「同じ同友会の仲間だ」という絆の強さををひしひしと感じました。
翌朝、國分社長と(株)協和エムザーのお二人に車を出して頂き、会津など地元の観光地を見学に回りました。昼食はやはり会員の会津料理の「四季野」さんに連れていってもらいました。そこで驚かされたのが、前日宿泊した「扇や」の女将さんから、昼食の配慮まで頂いていたことです。
●あらためて思う同友会会員の絆
初めて行った土地で福島同友会の方々の人情に触れ、すばらしい福島の思い出をいただいてまいりました。「七月の東京での中同協総会でまた会いましょう」と約束して帰路につきました。機中ずっと「愛知に他同友会の方が見えた時、はたしてこのようなおもてなしができるだろうか」と悩みっぱなしでした。同友会は地区を問わず、この様なすばらしい出逢いがある会です。どうしてもそのことを会員の皆さんに伝えたくて筆を取りました。会員以外の方も今回参加したのですが、同友会の輪にびっくりしていました。最後に。愛知の元会員さん(三月に退会したばかりの方)も、このようなすばらしい触れ合いに肌で接し、心を入れ替え(?)、早速の再入会されました。