大阪同友会「わがまち同友会づくり」から学ぶ
60名が参加して学習会を開催(6月18日)

「99同友会ビジョン」の具体化の取り組みの第1歩として、6月18日、ビジョン実践の先頭に立つ理事や支部役員、また名城大学の先生3名を含め60名が参加し、「わがまち同友会づくり運動」の学習会が開催されました。講師には大阪同友会の産業構造研究会の委員で、「八尾地域産業調査報告書」をまとめられた大阪市立大学・経済研究所の植田浩史氏をお招きし、「これからの中小企業と地域」をテーマに、講演をしていただきました。講演の中では、グローバル化が進行すればする程、地域が直接にグローバル化の波と直面するようになることを、EU統合の実例をひきながら紹介されました。また地域にとっての中小企業の役割が、60〜70年代の工場などの規制対象から、今日では地域社会・経済の活性化にとって不可欠の存在であるとの認識に変化していることが、行政施策を引きながら説明されました。このような地域社会からの要望にこたえるにも「ふたつの『じりつ』(自立と自律)を兼ねそなえる企業づくりが求められている」とし、「自社を取り巻く経営環境と自社経営に対する客観的・科学的な分析力なくして自立・自律型企業にはなり得ない」と強調されました。最後に大阪同友会すすめてきたの「わがまち同友会づくり運動」と、植田先生自身が設立当初からかかわってきた「八尾支部」での地域行政とのかかわりの具体的な歩みについて紹介されました。「ビジョン」のキーワードである「自立」と「地域」が不可分の関係にあることを学びあった学習会となりました。
「経営者の集い」(第4支部)
21世紀を切り拓くために
会場で7名が入会を決意6月24日

6月24日、第4支部増強委員会主催の増強講演会「よい経営者、よい会社、よい経営環境をめざす経営者の集い」が開催され、あいにくの天気にもかかわず、会外経営者19名を含む62名が参加しました。この集いでは、まず、鋤柄代表理事が「私の自己改革と同友会の魅力」と題して、「同友会に入会後、何を学び、何を実践してきたか」を熱く語りました。経営指針について、共に育つ「共育」について、人材採用について、組織運営についてなど、「同友会と会社は両輪である」とし、自ら実践してきた体験報告だけに説得力があり、参加者全員がいっしょうけんめいに耳を傾けていました。続いて、福島事務局長から、「同友会とは」のテーマで、同友会設立からの発展の歴史や、自主・民主・連帯の基本精神の持つ意味について、また最近の同友会の大きな動きとして、愛知同友会の「特別信用保証制度に関する緊急アンケート」が国会討論の中でも紹介された事例などが語られました。会場を移しての名刺交換会では、両報告者を囲む輪が絶えず、あらためて報告内容の良さが実感させられました。同日、会場で1名が入会手続きをされ、これをきっかけに、当日入会コーナーには入会を希望される会外経営者の者が続々と集まり、7名が入会を申し込まれました。