中同協設立30周年−第31回総会に招かれて

今年7月8・9日、東京で開催された中同協第31回定時総会には、全国から会歴30年以上の方が招待されました。会歴30年以上の方は全国で87名で、その内愛知の会員の方が36名。総会へは7名の方々が参加されました。参加された2人の方に感想と今後の抱負を語っていただきました。
懐かしみ、学び楽しんだ2日間
犬飼健(株)犬飼工務店(吹上地区・入会1967年)
粋な案内をいただいて
近年、何かにつけて新聞やテレビで会の意見や活動が報道され、同友会も成長し、認められるようになったとつくづく感心していた。その矢先、「在籍30年以上の会員を総会にご招待」という粋な案内を頂いた。「昔とは随分変わっただろうな。石井さんは故人になられたが、庄野さん、田山さんはお元気だろうか」などなど、想いが走馬灯のごとく廻った。大変嬉しく、さっそく参加させて頂くことにした。当日の朝、集合場所の名古屋駅新幹線改札前に行ってみると、懐かしい面々が三々五々と談笑中、佐々木会長の「2002年は地元愛知で中同協総会を開催します」との挨拶を聞き、車中の人となる。
懐かしくも恐れ多い面々が
予定通り会場の「椿山荘」へ着いたが、立派なホテルと歓迎に感激ひとしおである。手際よく誘導され、受付で赤い胸花をさして頂き、まごまごしていると、「どうぞ此方へ」と案内された。そこには庄野さん、田山さん、仲野さんなどなど、懐かしくも恐れ多い招待会員の面々がにこやかに迎え入れて下さった。覚えていて頂けたのかと嬉しい。早速記念撮影。総会は、開催地である東京の井上代表理事の肩の凝らない簡潔な挨拶と赤石中同協会長の挨拶につづき、「中同協が今日あるのは先輩の努力の賜です」と、招待会員が起立紹介された。心配りに頭が下がる。
「俺もやらなきゃー」
2000名近い参加者の全体会議が昔と変わらぬムードで終了し、分科会に入った。アッと言う間に終り、宴会へと移ったが、今度は挨拶から乾杯までのながーいこと。「これだけの大宴会ゆえ、致し方あるまい」と辛抱辛抱。宴もたけなわになれば、昔懐かしい他県の方にも出くわし、話がはずむ。翌日、基調講演、パネル討論と続いたが、闘っている経営者の隠さない赤裸々な姿には感動した。「俺もやらなきゃー」と。「中同協30年史」について報告や総会宣言等々とあり、大記念総会も興奮の余韻を残し閉会した。百聞は一見にしかづと言うが、参加して本当によかった。懐かしみ、学び、楽しんだ2日間でした。同友会に心からお礼申し上げ益々の発展をお祈りいたします。
「名古屋同友会」時代に入会して
上野光夫上野紙業(株)(瑞穂南地区・入会1969年)
中同協30周年、おめでとうございます。またこの記念すべき総会に会の心遣いでご招待をいただき、誠にありがとうございました。出席してまず驚いたことは参加者が多かったこと、そして分科会の移動など、非常に手際よく企画運営されていたことなどでした。参加者約2000人の中で「30年以上の在籍会員はお立ち下さい」との案内があり、私は席を立ちあがりました。何人くらいの方が見えるのかと見廻したところ、20名くらいの方しかおらず、小人数だなと感じました。席に腰をおろし、私は30年もの長きにわたって会にお世話になりながら、「何か同友会の為に役立つことをしたのか」と考えてみました。入会したのは34歳の時です。その頃まだ会の名称は「名古屋中小企業家同友会」で、会員300名ほどだったと思います。人生の約半分を会に在籍しながら、あまり尽くすことができませんでした。しかしこれからも若い会員さんたちの中に入り、同友会のあり方、これからの企業のあり方などをともに勉強していきたいと思っております。
理事会報告

第4回理事会報告(8/18)
◆会場愛知県勤労会館
◆参加者24名/35名
【討議事項】
議題(1)「あいち経営フォーラム」について
◎下記4点について確認。
(a)参加費を6千円(フォーラム3500円、懇親会2500円)とする。
(b)予算上の参加目標を会員500名、会外100名とする。
(c)会場設営等で分科会に参加できないような運営を行なわない。
(d)フォーラム開催にあわせて、全県で9月〜1月を「増強月間」とする。
(e)三河地域を重点増強するため、全県で「三河地域の経営者・後継者を紹介し、フォーラムに参加していただく」運動を展開する。
議題(2)98年度理事会の確認事項について
◎(a)全県行事改善(b)支部地区組織改善(c)研究会づくり(d)事務局活動改善等の昨年度のまとめが説明され、再確認を行った。
議題(3)「99年度の事務局体制」について
☆「ビジョン」に対応した事務局づくりの移行期間として、99年度事務局体制案が提起され討議。
(意見)
※来年4月にむけた「事務局活動改善」像が検討途中であるため、全体像が見えにくく、今一度、役員で討議・整理をし、局員配置を提起してほしい。
◎意見を踏まえて事務局体制を再検討する。
議題(4)「金融アセスメント法」勉強会の開催。
◎9月14日に講師に山口義行氏(立教大学助教授)を招き行う。
【報告・承認事項】
◎川原事務局次長の9月末退職を承認。
◎入退会者承認
●入会者16名
●退会者2名
●現会員数2191名
【文責・事務局・福島】