第2支部新入会員オリエンテーション(9月24日)
「同友会はどうゆう会?」山本英司氏
丸石エンジニアリング(株)社長(第2支部副支部長・名東地区)

最初はゴルフ会から
わが社は建物や設備の空調設備や給排水を中心に総合的にメンテナンスをする会社です。私は元々同業者の会合に積極的に出ており、役員としてもいろいろやっておりました。ただ、その活動の中身は、みんなの腹の探り合いで、なかなか本音にならない、そんな付き合いの状態が続いていましたそんな時、お誘いがあり入会しました。会合に出る勇気がなく、始めは遊び(ゴルフ)から入りました。何度かゴルフに参加させて頂いている中で友達が大勢でき、そこから「一度例会においでよ」ということで、やっと例会に出ていったんです。
全国会合の緊張感で刺激を
同友会の例会では自己紹介から始まって、いろいろな話をただ聞くだけでしたが、愛知の行事など、興味をもてるようになり、全国会合にも参るようになりました。さすが全国からいろんな経営者が集まるだけあって、非常に緊張感があるんですね。見知らぬ人のなかで、いろいろなお話しを聞き、非常に刺激になったんです。私達は経営者ですから、会社はどういうふうにも自分の意志でなる。だから自分を謙虚に振り返るというのが非常に少ないわけです。結局、自分の責任は自分で持つわけですから、人の言うことは聞かなくてもいいんです。それまでこんなスタンスできたのですが、どうも緊張感と刺激によっていろいろなことを、知らないものを、学びました。だんだんそれが重なり、役員に推薦される。役員をさせて頂くと、いろいろなことを自分がまとめて皆さんと話をしたり、発表したり、あるいは各自の意見をまとめたりしないといけなくなります。今まではそんな事はしたことがない。したことがないといっても社内ではやっていたんですけれど…。外部に発信するということはなかなか難しい。それも多少修得できたかなと思います。そんな事で友達も増え、ある程度いろいろな発信能力もついてきたわけです。
異業種の交流で「技術プラス情報」発想が
同業者間では、「向こうの会社がこういうことをやった」「あちらの会社がこういうことをやった」というのを見ながら、自分のところのスタンスを決めてるわけです。横を見て、他社が足を出したから、うちも出そうという形でやってきました。ですから、差別化できないんです。結局、最後は同業者の中で値段競争になるんです。「差別化する」といって実行するには、値段しかなくなってくる。付加価値が付けにくいのです。ところが、同友会の異業種交流では、お互いが率直に自社のおかれた状況を語りあうのです。各業界の皆さんがどういう付加価値をつけているかをつぶさに、いろいろな機会に接することができました。具体的に申し上げると、自社では「メンテナンス技術」というもので商売してきたんですけれど、「情報という技術」をメンテ技術に付加したらどうなるんだろうという発想が、異業種のある方の意見で、はっと気付いたのです。

業界全体のレベルアップも
それから、情報技術を修得するのに一生懸命になり、現在、メンテ技術に情報技術をプラスし、1つの領域を広げてお客さんに提供したところ、非常に喜んでいただきました。「そんな事をやる業者なんてないよ」ということで、価格競争から脱皮して、差別化に一応今のところ成功しております。さらにグレードを上げていきながら付加価値というか、差別化とか、「自分の会社だけがよければいい」といったレベルではなく、私達の「業界全体のレベルアップ」ということにつなげられたら非常にいいわけで、現在全国ネットワークを展開中です。
「自分の殻」破って
私はこの同友会で、それまであった「自分の殻」を破って、全然考えた事もなかったやり方、広い視野に気づかせていただいたわけです。最初は見知らぬ人達の会合に参加するだけでも、勇気がいると思うんです。でも「誰も声をかけてくれんから行くのやめておこうか」ということではなくて、自分から踏み込んで行っていただきたいのです。それから情報発信をまず自らがしていただきたい。情報発信すれば、同友会では必ずフィードバックが来ます。インタラクティヴの双方向の情報発信から、必ず経営のヒントが生まれてきます。ところが意外と、制限的に自分を変えずに、「同友会の会合なんてつまらない」と結論をお出しになる方がたくさんお見えになります。これでは自分のものにならないことを実感しています。皆さんの会社にも経営理念はあると思いますけれど、同友会にも理念があるんです。これが同友会のベースなのです。そこに皆さんがベクトルをあわせ、勇気を持って踏み込んで頂きたい。このようなことを切にお願いしたい。そして必ず各社で成果をあげて頂く。自社でもさらにグレードアップして、社員のため、社会のために貢献できたらいいなと思います。
【文責事務局・加藤】
理事会報告

第6回理事会報告(10/14)
◆会場愛知県勤労会館
◆参加者27名/35名
議題(1)「あいち経営フォーラム」の開催準備☆各支部の取り組みと分科会の準備状況が報告。
◎第12分科会(パネル討論形式)は300名定員の小ホールを利用するため、3桁の参加者で成功させる旨を確認。
◎会員増強の取り組みについては「経営フォーラム」を節に(11月までに)、年度目標の70%達成することを再確認した。
議題(2)「事務所移転」について
◎「移転先エリア」(名駅・金山・栄・鶴舞・丸の内)内で、現状の家賃経費よりも安くなること。以上の条件に基づき総務会で検討をした結果、家賃・共益費の値下げの上で、現状の「京枝屋ビル3・4F」のままとすることが提案され、了承した。
議題(3)「役員選考委員会の確立」について
◎選考委員長・竹内郁雄氏(副会長)を含む新年度の役員選考委員10名が承認された。
議題(4)新年度に向けた「支部再編成」について
【報告・承認事項】
(1)「第17回広報交流会(地元愛知開催)の協力お礼と報告(服部広報委員長)
(2)「第8回全国女性部交流会(北海道)」の結果報告(高橋女性部長)
(3)「学び座」(11/6)の上映会計画(岩田共育委員長)
(4)「ISO研究会」発足について(堀尾第2支部長)
(5)「99年度上半期の収支報告」(近藤財務委員長)
(6)創立35周年記念事業の全体収支報告
(7)愛知県の職業安定課より平成12年3月「高卒対象就職面接会への参加要請」を受け、会内にPRする旨を了承。
●入会者15名
●退会者13名
●現会員数2204名
【文責事務局・福島】