共育委員会9月7・8日新入社員フォローアップ研修会
仕事を通して自らを高め可能性にチャレンジ

入社半年を過ぎて自分たちの役割は
今年4月に入社した新社員のフォローアップ研修会が、共育委員会主催で開催されました。(1)4月の新入社員研修で覚えたことが身についているかどうかを確認し、(2)現状の問題を通して、これから期待されていることは何かを知る、(3)よりよい人間関係を作るため自分達の役割を知るなどを目的にしたものです。今回の研修会では「一人前を目指して」の講議の中で、グループ討論でこの6カ月間で問題だと思うことを出し合い、それを解決するには自分達は何をなすべきかが話し合われました。「不平不満を言っても始まらない、きちんと問題と捉えるなら原因を発見し、解決策が見つかるはず」とのアドバイスも行われました。
会社(経営者)側の問題と思える点も
しかし、受講生から出された問題を聞いていて、必ずしも受講生の側に問題があるのでなく、むしろ会社(経営者)側の問題と思えるものが、いくつかありました。「経営理念(の大切さ)が理解されていない」「上司(先輩)とのコミュニケーション不足(仕事を教えない等)」「長時間労働(原因、期間、保障等がきちんと伝えられていない)」などです。今の若い人はある程度レールを引かれた上で育ってきています。「仕事は先輩から盗め、身体で覚えろ」と言っても理解できない人が多いのです。その特性を理解した上で指導をしないと、うまくは行きません。これは決して一部の企業の問題ではないと思います。若い社員のいる企業のみなさんは、自社内にはこういった問題はないのか、一度点検をされたらいかがでしょうか。
「採用戦略セミナー」共同求人委員会(9月22日)
「学生の本音を聞き、風土づくりに生かそう」

9月22日、共同求人委員会の主催で、就職活動を通じて感じたことを学生から直接聞くセミナーが行われました。参加した学生は、Aさん(文系四大男子)、Bさん(文系四大女子)、Cさん(理系四大男子)の3人です。学生の発言の一部を掲載します。
(Q)説明会、面接などを通して
(1)好感を持てた会社は?(2)不快に思った会社は?
(Aさん)
(1)説明の時間を多く取ってくれる、質問に沢山答えてくれた会社。
(2)社長に「後継者は息子さんですか」と聞いたら、「息子が継いでくれればいいが、そうでなければ他へ売り払う」と面談の時に言われた会社。
(Bさん)
(1)説明の時きちんと学生を見て話してくれる会社。話をじっくり聞いてくれる会社。
(2)学生の方を見ずマニュアルを見て話しをする会社。例えばヒジを付いて話す、たびたび携帯電話がなるなど、マナーの悪い会社。
(Cさん)
(1)第2志望だと正直に言っても態度を変えなかった会社。募集職種以外で、こういう仕事がやりたいといったら、それも考えてみようと言ってくれた会社。
(2)聞きたいことを質問しても、「それは今度会社訪問してくれたら答えます」と言われた会社。
(Q)会社を選択する条件は?
(Aさん)
大企業でインターンシップ研修した経験から、社長の顔の見える企業で、社長の語るビジョンや人柄で判断した。
(Bさん)
学生の言葉にもまじめに耳を傾けてくれるような、懐の深さを感じさせる会社。また面談した経営者や担当者と他の社員の受け答えが、一致している会社。
(Cさん)
理系なので専門的に学んできたことが生かせる、やりたいと思ったことがやらせてもらえる会社で選んだ。
「他山の石」として
(1)学生ひとり一人ををきちんと見て欲しい、
(2)熱心さが欲しい、
(3)マナーは守って欲しい等の意見もありました。
私達が、常々学生に対して言っていることと同じ視点で見られているということで、「他山の石」としてお互いに気をつけたいものです。また、労働条件より、社風や理念・ビジョンなどに関わる点をよく見ているようで、同友会の三位一体の活動の大切さを再確認しました。