活動報告

シニア部会(3月30日)

私の人生

岡田 英彦氏  特許業務法人 岡田国際特許事務所

89年の人生を振り返る

89年の人生を振り返る

闘病の青年時代

89歳になる岡田英彦氏は、1945年7月下旬に19歳で軍隊に入隊し、殴られ続けて度胸が座ったといいます。終戦後、専門学校へ通うものの肺結核を患い、しばらく休むことになりました。復学後は無事に卒業し、算数の先生になるも、肺結核が再発。また闘病生活が始まりました。

療養中は、衛生管理者の勉強をし、資格を取得。その後、肺結核も治り、岡田氏は繊維機械会社に勤めます。その会社の社長がよく特許出願をしており、弁理士という資格に出合いました。

弁理士は理を弁える

岡田氏の父親が建築士で、同じ士業という道を歩むことを決意し、10年かけて資格を取得することができました。自宅兼事務所として弁理士事務所を立ち上げた岡田氏。今では、社員55名が働いています。

弁理士という資格は、いかにお客さんに有利な権利を生み出せるかが鍵で、弁理士が異なると、権利に強弱を生じる場合があることや、語源を辿ると弁理士の「弁」は「辨」と書き、「理を弁える」という意味だといいます。

その他にも、鉛筆を例えに分かりやすい特許の説明や、お客さんから特許についての相談を受けた際に、どう対応するのかなどを聞きました。