活動報告

広報部会(12月21日) 外部発信力を高めよう

「社会との関係作りがPRの本質」と加藤氏(左から3人目)

「社会との関係作りがPRの本質」と加藤氏(左から3人目)

加藤 昌之氏  (株)加藤設計
安藤 寿 氏   安藤不動産
後藤 昭敏氏  (株)ユーエイエム

3氏によるパネル討論

12月度の広報部会は、加藤昌之氏(加藤設計)、安藤寿氏(安藤不動産)、後藤昭敏氏(ユーエイエム)によるパネル討論形式で行われました。

「経営者としての発信力とは、また会社としてどのように取り組んでいるか」に対して、安藤氏は、広報部会と金融委員会で学んだことを生かし、会社の動向や取引状況、景況調査等の情報を銀行へ提供し、情報交換を行うことで信頼を高めていると話しました。後藤氏は、メーリングリストを利用した情報発信、「あいどる」のビジネスネットワークを通じた商品紹介のほか、ホームページなども駆使しているといいます。加藤氏は、広報は「PR(Public Relations)=社会関係づくり」であり、自分・自社や地域などでやりたいことを戦略的に行う活動であることを説明。自社では社員と指針を共有し、取引先へは会社の理念をきちんと伝え、人間関係づくりを行っていると話しました。

20年先を見据えて

「地域・社会に対しての広報=社会関係づくりはどう考えるか」について、加藤氏は、高齢化問題などに触れながら、「ゴミ拾い、防災問題、まちづくり」を例にとり、あまりお金をかけずに労力を注ぎ、発信し続けることが大切と述べました。後藤氏は地域での雇用について、あるサークルでの雑談で「働くなら子育てしやすい環境の会社がいい」というニーズを知り、それに応えられるように企業づくりを行いました。結果、2名の採用ができた事例を紹介。理念に「地域を発展させていく」と掲げる安藤氏は、市街化調整区域への工場、病院など誘致が可能で、情報発信しながら地域再生に挑むとのことでした。

10年、20年先を見据えて社会とどのように関わっていくかを考え、経営指針に盛り込み、実践していくことが自社や地域の発展に繋がります。また、その参考となる学びの場が同友会にはたくさんあります。県総会やフォーラム、学習会や例会に参加したり、同友Aichiや中小企業家しんぶんを読むなど、積極的に学び実践する重要性を改めて感じました。

アクシス  河地 一夫