活動報告

どうゆうき

▼今年の採用活動も始まり、大手企業が6月初旬に内々定を出す流れになっています。世論的には景気が良いと言われ、中小企業には昨年以上に採用難となっています。私たち中小企業にとって、景気が良い時には採用したくても学生が集まらず、景気が悪い時には採用する余力がないという悪循環があります

▼わが社では今年、新卒5名という過去最多の新入社員を迎えます。現状の採用難からして来年の新卒採用には不安がありますが、毎年新卒採用すると決めています。理由は3つです。(1)会社の維持・発展のため、(2)社内風土の活性化のため、(3)社会貢献のためです。新卒採用を行うようになってから、社内は明るくなり、仕事が楽しくなったという声をよく聞くようになりました。不平不満も激減しています。新卒採用を行い先輩が新入社員を教えることにより、自分自身が成長することに気付いているのです。「共育ち」ができる風土が出来上がりつつあるといえます

▼価値観は、人によりさまざまです。人は、自分の価値観で物事を判断します。そのため、人によってお客様への対応が違ってくる場合があります。しかし、それでは企業として、また組織としては拙いのです。誰が対応しても同じ仕事ができなければ、烏合の衆となってしまいます。そうならないためにも、労使見解に沿った経営指針書に基づいて経営をしなくてはなりません。経理公開をして、社員と一緒に会社を維持・発展させることが「人を生かす経営」となり、社員も経営者も幸せになるという、人が生きる目的を達成できるのだと思います。

共育委員長  苅谷 邦彦