活動報告

名古屋第2支部例会(12月11日)

みんなで「地域」を考える

亀井 則宏氏  ヘルメス(株)

会社のある地域を知ることから始める

「地域ファースト」で

名古屋第2支部例会が開催され、「みんなで『地域』を考える」をテーマに、港地区所属のヘルメスの亀井則宏氏に報告いただきました。

報告の骨子は、(1)条例推進の意義、(2)地域とのつながりは必要か、(3)名古屋第3支部の地域活動の事例、(4)どのように地域活動を始めたらよいか、の4点でした。

まず、名古屋市条例推進協議会の意義は、同友会理念「国民や地域と共に歩む中小企業」を前提とし、中小企業振興基本条例の精神を実現する環境をつくり、行政と共により良い地域社会・経営環境を推進する会員を増やすことであり、経営環境の改善を軸と捉えた「地域ファースト」で自社の経営を考えることが重要だといいます。

そのためにも所属する区の地域性を知り、政策を学習して行政に伝えることが必要であるとのことでした。

この街をつくるのは私たち中小企業

また「会社は地域の一員」であり、地域で「認められる会社になる」ことが事業の創出に繋がっていくといいます。亀井氏は区役所との懇談会や学習会、地域行事への参加など、名古屋第3支部のこれまでの活動から気付いたこととして、まずは所属地区の地域を学び、後には自社が所属する区の地域活動などにも参加してほしいと呼びかけました。

報告後の討論では、自地区での地域活動のきっかけがないとの意見が出されました。亀井氏は「まずは少数で構わないので核となるメンバーづくりから始め、区役所訪問、地域学習会開催と、焦らず一歩一歩進めていき、私たち中小企業が地域をつくっていきましょう」と締めくくりました。

(株)経営クリニック  浅野 良宏