▼第58回定時総会が終わりました。今年度も「同友会らしい先見企業づくり~“真の自立型”で永続する企業に」を掲げ、労使見解、経営指針、雇用、納税、環境、平和をキーワードに強靭な経営体質の企業づくりを進めていきます
▼昨年より「同友会運動とは企業経営を通して、より良い社会を創ること」と定義しています。日本の企業約320万社の99.8%が中小企業であり、そこで働く人は全就業人口の70%を占めています。つまり、中小企業が永続し、雇用を確保して、働く人が安心して自身と会社の成長を求めることができるならば、働きがい、やりがいを持てる充実した人生を送れるのです。そういう人を大勢つくる。それがまさに「より良い社会を創る」ことです
▼私たちの目指す経営は、単に自社を発展させるためのものではなく、「より良い社会を創る」という崇高なものです。この想いを同友会のエッセンスである「労使見解」の理解を深めることから始め、愛知同友会に広く根付かせていきたいと思います
▼令和の時代となり、新しい技術と時代がさまざまな可能性を示唆してくれています。一方、政治、経済は不安定で、少子高齢化等の社会問題や消費増税を控え、先行きが見通しにくい状況です。その中で、私たちは先を見た経営をしなければなりません。議案書の「情勢と展望」を一読いただき、ここに自社の業界状況を加味すれば、先行きの大きなヒントが掴めるでしょう。同友会らしさと先見性を併せ持った強靭な企業を目指し、「より良い社会を創る」という同友会運動を推進していきましょう。
代表理事 佐藤 祐一