調査・研究・提言

2019年インターンシップ 
学生113名、受入企業49社

「共育」の理念を掲げて
~学生113名(19大学)が49社と事務局で2週間研修

キックオフ 8月21日
修了式  9月3日

19大学から113名の大学生が参加し、修了式後に記念撮影

22年目を迎えて

「主体的な行動を」(宇佐見氏)

愛知同友会では1998年より毎年、大学生のインターンシップに取り組んでいます。採用の手段にしないことにこだわり、働くことの意義や中小企業の魅力を伝えることで、学生と企業双方の学びの場となっています。今年度は19大学から113名の学生が参加しました。

8月21日の研修初日に開催したキックオフセミナーでは、企業・大学・学生の総勢193名が一堂に会しました。まず、昨年度研修に参加した名和亜寿香さん(名古屋経済大学3年)が「働くことのイメージが前向きに変化した」と報告しました。

宇佐見孝氏(宇佐見合板)からは、「働くとは何か」「インターンシップの意義」が話され、「自分はどんな仕事に向いていて、学生のうちに何をすべきか考える機会にするため、主体的に行動を」と呼びかけられました。

その後、グループ討論にて研修の目標を設定し、会員企業49社と同友会事務局で2週間の研修に臨みました。

経営者とのグループ討論で意見交換

学びを振り返る

9月3日の修了式では、企業・大学・各社での研修を終えた学生が再び集いました。不安でいっぱいのキックオフ時から一転、晴れ晴れとした学生たちの表情から2週間の成長がうかがえました。

まず、椿園と一幸建設それぞれの経営者と学生が報告。学生からは「一生懸命取り組むことで不安がなくなり、経験が人生の糧となった」「様々な職種の仕事ややりがいに触れたことが新鮮だった」などと各々の学びが語られ、経営者からは「社会人において重要な『自主性』を伝えたく、1日1個、会社の改善提案を課題にした。

客観的な自社の課題を改善することで良い会社につなげていく」「全社的に学生の受け入れをしたことで会社としても学びとなった」と語られました。

グループ討論では各々の経験や成長を振り返り、今後その学びを具体的にどう活かしていくかを考えました。

修了式後には、企業と学校で「まとめ会議」を開催し、次年度に向けて有意義な意見交換を行いました。

2019年度インターンシップ 研修風景

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