活動報告

支部総会ダイジェスト(1) 2015年3月

南尾張支部(3月13日)

同友会らしい黒字企業
~Just do it(いま行動に移す時)

方針を発表する新支部長の三井氏

方針を発表する新支部長の三井氏

活性化の鍵

南尾張支部第7回総会を知多市で開催し、会員106名が参加しました。知多市の宮島壽男市長と知多市商工会の永井弘之会長を来賓に迎え、「地域を根底から支える中小企業の発展こそが地域経済に一番重要であり、共に力を合わせましょう」と心強い言葉を頂きました。

また、南尾張支部総会は同友会理念「地域と共に歩む中小企業」を学ぶ場に位置付け、今回は「命の水に懸けた13年の戦い」をテーマに知多市社会教育委員の平松正毅氏より、愛知用水を建設するに至った地域住民の願いとその行動について報告いただきました。やはり中小企業こそが、地域で暮らす人々の願いを実現する重要な存在であると再確認することができました。企業経営を通じて地域住民の願いをどう実現していくのか、同友会らしい企業づくりを考えるきっかけになりました。

地域の課題を共有

2015年度は三井酢店社長の三井哲司氏を支部長に、同友会らしい黒字企業の実現を通じて活力ある地域づくりを不離一体で推進する1年にします。会員すべてが同友会理念に基づく経営指針書の作成と具体的な実践を進めること、そして役員育成を強く推進します。

「南尾張支部2020ビジョン」を具体的な実践に移す年として三井氏は、会員相互の経営を高める関係強化を通じて「地域の課題を共有し、同友会理念に基づく企業活動によって地域から当てにされる中小企業づくりを進めていこう」と呼びかけました。

西尾張支部(3月14日)

学びを実践に活かそう
~経営の本質を学び企業体質を強化

「指針・採用・共有を行い語り部へ」と呼びかける

「指針・採用・共有を行い語り部へ」と呼びかける

三位一体の経営

2014年度西尾張支部総会を、北名古屋市勤労文化会館にて開催しました。当日は総会・記念企画合わせて約70名が参加しました。

まず、来賓の北名古屋市長である長瀬保様より、行政として地元の中小企業の活躍に期待する旨の挨拶を頂きました。総会議事では、小川康則支部長の任期満了による退任を始めとする役員新体制や、昨年の支部活動の振り返り、また会計報告が行われ、承認されました。

2015年度は、菅沼克二氏が支部長を務める初年度となり、支部方針は「学びを実践に活かそう」です。同友会の会合を作り上げ、参加するだけでは、会社は良くなることはありません。菅沼氏は「指針・採用・共育に代表される三位一体の経営を着実に実践すること。そして、役員が率先して実践報告をして語り部となっていこう」と参加者に呼びかけました。

「一致団結」

記念企画は「一致団結」と銘打ち、来期の各地区会長より地区の紹介が行われました。西尾張支部には400名以上の会員が所属していますが、普段の活動は地区が基本のため、どうしてもその中に留まりがちです。本企画で地区の特徴や会長の思いを知ることができました。

東尾張支部(3月21日)

地域から必要とされる企業へ
~連帯を強めあてにしあてにされる関係」

総会議事で報告する林支部長

総会議事で報告する林支部長

条例制定に向けて

第7回東尾張支部総会が、97名の参加で開催されました。来賓には、小牧市長の山下史守朗様をはじめ、小牧商工会議所専務理事の速水昭典様、小牧青年会議所理事長の田島亜子様、小牧商工会議所青年部会長の長江香代子様に参加いただきました。

開会に先立ち、小牧商工会議所、小牧青年会議所、そして会社所在地が小牧市の同友会会員で組織された有志の会が作成した、中小企業振興条例制定に向けた提言書が小牧市長に提出されました。

今後は、小牧市が主催する小牧市中小企業振興基本条例検討委員会が開催され、会員も参加することが決まっています。このように2014年度など多数の方々に他団体とも協力しあい、同友会理念の「国民や地域と共に歩む中小企業」の実現に向けて大きな一歩を踏み出すことができました。

中小企業経営を通した地域づくり

総会議事では、林康雄支部長より、2015年度活動方針テーマ「地域から必要とされる企業をめざす」が発表されました。また重点方針として、(1)「企業づくり運動」として、同友会らしい経営指針作りと継続的な実践。(2)「地域づくり運動」として、これからも安心して暮らせる地域を考えるために、行政施策や政策を学ぶこと。そして、条例制定をめざした活動の推進。(3)「組織づくり・語り部づくり」として、300名会勢をめざした増強を推進し、同友会で学び企業実践する語り部を育成していくこと、の3つが確認されました。

2015年度は、経営環境を改善させる活動などの充実が予定されています。

西三河支部(3月26日)

未来を見極め突き進もう
~希望と決意、人への感謝

浅井新支部長による実践報告

浅井新支部長による実践報告

人を生かす経営を軸に

西三河支部総会が開催され、2014年度の活動の振り返りと成果の確認、2015年度に向けた現在の立ち位置が明確にされました。そして、新支部長の浅井順一氏より、「労使見解に基づく経営指針を確立し、人を生かす経営を中軸に据えた支部活動と同友会運動の展開」を方針として提起し、承認されました。

特別報告は浅井新支部長自身が、自社で人を生かす経営に取り組んできた実践模様を報告。とりわけ、目をかけていた社員の突然の退職などの困難のなかで、社員が安心して働き、誇りに思え、働く喜びを実感できる企業に向けて奮闘する姿に、参加者から共感が寄せられました。

同友会は課題解決の場

そして、同友会は「自社の自慢話ではなく、困り事を出しあい、仲間と一緒に課題を解決していく場」であると強調し、成功体験ではなく等身大の経営実践から学びあう大切さが確認されました。

総会後は、退任する水野宏幸前支部長を囲み、今年度の労いとともに、次年度への熱意が漲る交流が図られ、締めくくりとなりました。

東三河支部(3月13日)

原点回帰
~同友会らしい企業ってどんな会社

挨拶する横田支部長

挨拶する横田支部長

学ぶ目的を再確認

東三河支部として4回目となる支部総会が、豊橋市内のロワジールホテルで、会員102名が参加して開催されました。今回の総会のテーマは「原点回帰」。会員一人ひとりが、1年間の学びの成果を確認できる総会を目指して準備してきました。

総会議事が始まる前には、「特別報告」として、豊川・蒲郡地区の酒井潤一氏と豊橋地区の辻直樹氏が、同友会での学びを自社で実践して会社がどう変わったかを報告しました。酒井氏は同友会のグループ会で指摘され、自分の仕事に誇りを持つことの大切さに気づいたといいます。辻氏は、指針書は経営者の決算書であり、フォーラムや全国大会で自身が変わった事例を報告しました。

続いて、副代表理事の豊田弘氏が「総括的報告」として、「同友会で学ぶ目的は、社員を幸せにすることと、地域を良くすること」と語りました。豊田氏は自分の哲学としてどんなに厳しい経営環境でも社員を解雇しないことを貫いてきた信念を強調しました。東三河支部には会歴の長い会員が少なく、同友会で30年学ばれた豊田氏の報告は、参加者も多くの学びを得ることができました。

行動の意義を伝える

総会議事では、横田長支部長が、新年度の方針として「活動・行動の意義を伝えよう」のテーマで、(1)良い会社づくり、(2)仲間づくり、(3)地域貢献、(4)経営者としての学びの場づくり、(5)学びを経営に生かす、の5つの柱を発表しました。

懇親会では、今年度、東三河支部で例会や講座を担当した役員が、同友会での学びを経営にどう生かしてきたかを報告しました。最後まで「学び」を実感できる総会となりました。