活動報告

東尾張支部 経営者の集い(5月17日)

人で繋がる会社づくり
~同友会はおせっかいな経営者の集まり

藤掛 誠一郎氏  (株)トレネッツ

報告から自らの姿勢を振り返る参加者

報告から自らの姿勢を振り返る参加者

思い込みを改める

東尾張支部主催の経営者の集いが開催され、会員・ゲスト110名が参加しました。

報告者に藤掛誠一郎氏(トレネッツ代表取締役)を迎え、「めざすは、人で繋がる会社づくり~同友会はおせっかいな経営者の集まり」をテーマに、藤掛氏自身が入会から今日まで会員同士の切磋琢磨と温かくも厳しい指摘を受けながら、自社を変革してきた軌跡を報告しました。

入会当時から、社員に対して何かしなければならないと考えていた藤掛氏でしたが、当初は、「安心して働くには『就業規則』と『賃金規定』さえあれば大丈夫」との思い込みのなかで経営に取り組みます。ところが、社内トラブルが続出、会社を去る社員も出てしまいました。そうしたなかで、ある会員から言われた「安心の履き違えだ」との言葉に、ルールで人を動かそうとしてきた自分の経営者としての姿勢を問い直すきっかけをもらったと語ります。

経営者としての覚悟

また、顧客に言われるがまま次々と業務を広げるなかで、自社の事業ドメインの不明確さ、何より自分は「何屋」だと言えないことに藤掛氏はコンプレックスを抱いてきました。そうしたなかでも、ある先輩会員との関わりから、自分に「この仕事でやっていく」という覚悟がなかったことに気付かされます。

そして、改めて経営者としての姿勢を正すことができたこと、それによって自分が会社をどうしていきたいのかを明確に描くことができ、活路を見出してきた奮闘模様が報告されました。

藤掛氏の報告から、参加者は大きな刺激と経営への活力を持ち帰ることのできた集いとなりました。