活動報告

第56回定時総会(4月25日)
同友会らしい先見企業づくり

労使見解、経営指針、雇用、納税、環境、平和

同友会への期待を語る大村知事

「4000名会員で新年度を迎えた」(加藤会長)


「人を生かす経営」を

第56回定時総会が開催され、431名が参加しました。冒頭、加藤明彦会長は「不透明な時代だからこそ、時代の一歩先を読み取り、人を生かす経営を通して誰もまねできない自社モデルを作ることが重要」と挨拶。

来賓の大村秀章愛知県知事からは「中小企業は地域と雇用を支える基盤である」と激励のメッセージを頂きました。

基調講演では、中同協・経営労働委員長でもある(株)ヒューマンライフの中山英敬氏に登壇いただきました。経営者同士の学び合いの中から素直に実践し、「ありがとう」の飛び交う日本一のコールセンターを社員と共に築いてきた10年の歩みが語られました。

総会議事では、活動経過、決算、会計監査報告の承認と新年度役員の選出が行われ、会長に加藤氏、代表理事に佐藤祐一氏が再任されました。

労使見解の精神を継ぐ

佐藤祐一代表理事からは、情勢と展望、活動方針が述べられました。リーマンショックを境に世の中の動き、働き方や価値観が大きく変わり、技術の進歩も目覚ましい昨今。人を生かす経営の原点でもある「人間だからできること」の追求や、経営者が方向性を打ち出した時に全社一丸体制を築けるかが問われています。過去の教訓は、同じようには通用しません。非連続の時代だからこそ「同友会らしい先見企業」を方針に掲げたことや、その前提として労使見解の実践が不可欠であることが語られました。

全体会では同友会運動の1年間の成果と課題が発表され、各委員長や支部長、研修大学修了生より「なぜこの課題に取り組むのか」が語られました。中小企業全体を強靭なものにしていくことが、地域の発展に繋がることを発信する場となりました。

懇親会では名誉会員の紹介が行われ、山田博比古総会実行委員長の謝辞では、労使見解の精神を受け継ぎ、人を生かす経営を実践していく決意が語られました。

方針を説明する佐藤代表理事

「同友会で学んだことを素直に実践」(中山氏)


副代表理事を退任する上根氏(右)に感謝状を贈呈