活動報告

東三河支部例会 新春の集い(1月19日)

変化の中にチャンス
~激動の今、商機をつかもう

鈴木 晋示氏  (有)こだわり農場 鈴木
石田 篤則氏  (株)ロンファミリーコンサルティング

あぜ道で太陽光発電

「バナナの産地化を目指す」と話す鈴木氏

東三河支部例会「新春の集い」が開催され、大きな変化の中で未来に向けて果敢に挑戦している中小企業の事例として、こだわり農場 鈴木の鈴木晋示氏とロンファミリーコンサルティングの石田篤則氏に報告いただきました。

「農業革新に挑む」と題した鈴木氏の報告では、農業のIT化が進む中、フランチャイズ化されて参入障壁がどんどんなくなっていくとの予測が話されました。その中で、菌床シイタケの栽培や、田んぼのあぜ道に太陽光パネルを設置して生協に電気を販売する新たな取り組みも紹介されました。

また、国内ではほとんど生産されていないバナナの産地化にも挑戦。2月に収穫を迎えるこのバナナを使い、運営する米粉のクレープ屋で国産バナナと国産米粉のクレープを販売したいと、意気込みが語られました。

日本と中国の懸け橋に

中国市場と関わりを深め、事業の多角化に挑む石田氏

石田氏は、ベビー寝具の企画製造販売を手掛ける三敬も経営しており、販路開拓をきっかけに中国ビジネスと関わりを深めていった事例を「中国市場に挑む」と題して報告しました。

ロンファミリーコンサルティング設立のきっかけは、国内の繊維材料業者が高齢化や後継者不在により事業継続が困難になってきており、自社の存続に危機感を持ったためだといいます。

そこで、かねてより中国の経営者仲間から「日本に法人を作りたい。良い企業を紹介してほしい」という依頼が多数あったことから、日本と中国の懸け橋となるべく同社を立ち上げ、事業の多角化に挑戦しました。「相乗効果の出せる事業を作りだし、会社を永続させていきたい」と、今後のビジョンが語られました。

懇親会では、各自が3年から5年後の目標を記入したフリップを手に、参加者同士で将来の企業づくりについて思いを語り合いました。変化を前向きにとらえ、自らを積極的に変革していくきっかけとなる、元気の出る交流会となりました。