活動報告

西尾張支部 経営者の集い(10月12日)

時代の変化を乗り切る
~同友会と会社は不離一体

矢田 賀也氏  (株)サン・エネルギー・サービス

アウトプットの重要性を語る矢田氏

自社の立ち位置を把握

サン・エネルギー・サービスの矢田賀也氏を報告者に、西尾張支部「経営者の集い」が開催されました。

同社は太陽熱温水器が流行した時代に、先代が創業した会社です。しかし、その流行は数年で過ぎ去り、身に付けた技術力を基に、空調設備業に舵を切りました。

矢田氏が入社した当時は、下請け体質の会社でした。しっかりと利益が出せる会社にするため、同友会で報告した際に、たとえ売上が半分になったとしても生き残れる会社にする、下請け脱却することを掲げました。そこで、「水」と「光」、「空気」の3つを事業の柱に立てました。

現在は仕事の半分以上が元請けでできるようになり、利益率の高い仕事が増え、自己資本比率も高まり、財務体質は強化されたといいます。

互いに認め合う

同友会には様々な仲間がいます。5年前の自分と同じ悩みを持つ会員や、5年後にそうなりたいと思える会員もいます。同友会は決して自分や自社だけが良くなるための会ではなく、多くの仲間と切磋琢磨しながら、互いに成長し、会社を良くすることが目的です。

前職での経験から、人を認めるということが難しかったという矢田氏。しかし同友会で、その人自身を認め、目的を共有し、理解してもらうことの大切さを学び、自分自身も成長できたと話します。

また、学びを得る重要な点として「アウトプット」の必要性を挙げました。例会やグループ会等の学びの場では、報告を聞く、つまり「インプット」が多いです。

しかし、インプットするだけでは不十分だと矢田氏は語ります。報告者やグループ発表者としてアウトプットすること、異業種交流の中で、他の経営者の考え方を学ぶ、学び方を学ぶことを続け、会社で実践し、変革していくことが重要だと強調しました。

「共に会社を良くするために切磋琢磨し合える仲間を増やしていきましょう」と呼びかけ、締めくくりました。