活動報告

西尾張支部例会「SDGsから10年後の自社を描く」(8月29日)

浅井 勇詞氏  アサイウッドマテリア(株)

自社の10年後を考える参加者

学ぶところから始める

西尾張支部例会では報告者の浅井勇詞氏(アサイウッドマテリア)より、SDGs(持続可能な開発目標)を自社の経営に役立てていくには同友会会員らしく学ぶところから始めること、同友会活動との類似点および自社で実践するための考え方を解説していただきました。

SDGsは2015年に国連にて採択され、「誰一人取り残さない」を理念に、持続可能な社会を実現するため、30年までに達成すべき17の目標で構成されています。全ての国で主体的に企業が取り組むことが求められ、人権問題から教育、エネルギー、環境の問題まで、経済の主体である企業の活動が注目される時代を迎えました。

同友会らしい企業づくりの推進

このSDGsと同友会が関連しているものが、「労使見解」と、中小企業は経済の主役であると位置づけた「中小企業憲章草案」です。

浅井氏は入会後、労使見解と憲章草案を学び、今回、30年へ向けた指針作成において、自社の強みや使命を書き出し、17の目標と照らし合わせました。同友会理念の実践を追求した結果、世界から求められる企業と重なる部分があったと語ります。参加者には、経営理念の実現に向け、社員と共に自社の10年後を描くことを呼びかけ、SDGsの実践は「人を生かす経営の実践」そのものと考え、労使見解を学び、同友会らしい企業づくりを進めていくことが大切であると、報告を締めくくりました。

報告からSDGsを知った私は、労使見解を学ぶ会員としての誇りを持つとともに、自社での実践に結び付けていかなくてはならないとの思いを新たにしました。

(有)旭建工  安井 啓三