活動報告

広報部会 世界から見た「人を生かす経営」(11月6日)

城所 真男氏  重機商工(株)

「同友会理念を実直に学び、実践しよう」と城所氏

価値観は変化

「世界標準から見た『人を生かす経営』」と題して広報部会が行われ、重機商工社長の城所真男氏にお話しいただきました。

城所氏の報告は、「世界的な企業の流れも、投資家すら利益追求型の企業価値から変わってきている」という話から始まりました。世界的な外部環境等を踏まえ、「ビジネスと人権に関する指導原則」、「中小企業憲章」、「SDGs」に関してまで幅広くお話しいただきました。

激変する環境の中で、私たち中小企業がいかに持続可能な企業となれるのか。重機商工では「生きる」「働く」「学ぶ」を中心に会社と個人が進むべき方向をすり合わせており、同友会で学んだことを実直に行っているといえます。また同社では経営指針に、個人レベルにまで細かく目標の意味が織り込まれており、社員の人権を考えた経営そのものであると感じました。

SDGsや人権問題をことさらに難しく考えず、「同友会理念をしっかり学び、人を生かす経営を地道に実践していけば、自然に世界標準の人権を意識した経営になる」という城所氏の言葉が印象に残っています。今回の報告を聞き、多くの参加者の人権に対する意識が変わったであろうことを確信しました。

サン食品(株)  加藤 三基男