西尾張支部総会 (3月24日)
「これから」の探求
~変化を見極め対応する企業づくり
皆で生き残る
第13回西尾張支部総会がオンラインで開催され、74名が参加しました。
この総会で、支部長を2年間務めた林俊信氏が退任し、新たに蒲敏紀氏が支部長に承認されました。
退任する林氏からは、「コロナ禍で満足な支部活動はできなかったが、緊急事態下でトップの判断力が養われた1年間だった。また、最後に支部例会を開催することができ、支部の中でも頑張っている会員の報告は励みになり、自身の刺激になった」と、振り返りが報告されました。
そして、新年度支部長を務める蒲氏からは、「コロナ感染症の流行から1年が経過した今だからこそ、これから生き残るための情報収集、励まし合いの活動をしていきましょう」と、新年度支部方針が語られました。
その後、各部門長より、蒲氏の方針「『これから』の探求」を深める活動方針が報告されました。
続いて、新年度地区会長予定者を含む8名より各地区の新年度方針が語られました。各地区ともコロナ禍であっても活動を止めず、オンラインツールを活用して、会員が相談できる場づくりや顔が見える活動をしてきました。長引くコロナ禍だからこそ、次年度は「経営者の責任を追及する」「ピンチをチャンスに捉え、指針書に基づく経営を」「外部環境の変化を正確に捉える」等、前向きな方針が語られました。
地区での活動も制限される中、それぞれが工夫を凝らして活動をしてきました。各地区での活動を止めない努力に励まされるとともに、次年度の活動が楽しみになる総会となりました。
東尾張支部総会(3月27日)
地域のリーダーとして実行
~地域の魅力を発信
小牧地区のビジョンを発表
東尾張支部総会が60名の参加で開催されました。今回は新型コロナウイルス対策のため、オンライン開催となりました。
小牧市の山下史守朗市長、小牧商工会議所の梶本一典会頭からは、地域における愛知同友会への期待と、支部総会開催にあたっての祝いの言葉をいただきました。
総会議事では、倉地一秋支部長より2020年度の成果と課題が報告され、コロナ禍であっても活動を止めなかったことへの感謝と次年度に対する想いが語られました。
小牧地区ビジョン発表では、山仲康一氏を中心に小牧地区の会員が発表を行いました。同ビジョンは、経営者として自身・自社・地域が目指す方向に向かうために何をすべきかをまとめた行動指針となっています。ビジョン作成に留まらず、描いた将来の実現に邁進するという意気込みが語られました。
地区間の交流を深めて
第2部では各地区新会長より新年度に向けての抱負と地区PR動画の配信が行われました。それぞれの特色を活かした動画で、松野拓也総会実行委員長の「地区間交流を深めたい」という思いが伝わるものでした。
また、昨年は新型コロナウイルスの影響で行えなかった新旧の支部長によるバトンタッチを行いました。2019年度まで4年間支部長を務めた倉野義和氏は、「役を受けることで交流の輪が広がり、自分と自社の成長につながったので、皆さんもぜひ役を受けてほしい」と話し、倉地氏からはバトンを引き継ぐ中での意気込みが語られました。
2020年度を総括するとともに新年度へ思いをつなげる支部総会となりました。
南尾張支部総会(3月16日)
危機を乗り越えチャンスに
苦しむ仲間と連帯して
南尾張支部総会は、3月16日にオンラインで開催されました。
この1年、南尾張支部では知多半島の観光産業や飲食店を中心に、新型コロナウイルス感染症の影響を受け、今も多くの企業が売上げの急下降などで苦しんでいます。
総会議事の冒頭で坂野豊和支部長は、「危機に見舞われた仲間を守り、ピンチをチャンスに変えていこう」と、苦しむ仲間への連帯と、全員で共に勇気を持って経営していくことを呼びかけました。
活動報告では、支部役員会において経営指針の発表や、自社での新型コロナウイルス対応を報告し、役員として会員の手本となることを目指したこと。また、「地域と共に歩む中小企業」実践の第一歩として自治体への首長訪問をしたことを報告しました。
新年度の活動方針では、全会員の経営指針成文化を目標に掲げ、各地区でそのリードを行うこと、引き続き各行政区の自治体の首長へのアプローチを行うこと、そして増強活動では、増勢と増強率のアップ、行政区における法人組織率を上げ、県内ナンバーワン支部を目指すことを宣言しました。
最後に2021年度の役員を発表し、承認されました。
その後、退任と新任の地区会長9名が挨拶をしました。再任された豊明地区会長の小林桂一氏は、「コロナ禍で予期せぬ事態もあったが、その経験を生かして次年度も仲間と共に困難を乗り越えていきたい」と決意を語りました。
名古屋第1支部総会(3月25日)
人をつなぐ、地域をつなぐ、未来につなぐ
今できることを着実に
名古屋第1支部総会は、約60名の参加で開催されました。
3期目の支部長となる青野徹氏より、コロナ禍でもできることを着実に行ってきた2020年度の振り返りが行われました。北区にある城北つばさ高校での企業展への出展や、飲食業をつぶさないという思いから飲食業関連研究会と合同でマルシェを開催。また、入会間もない会員を1人にしないよう月に2回の情報発信をし、新会員オリエンテーション、指針入門編もオンラインで対応するなど、会員に寄り添った取り組みを意識しました。
また会員増強に関しても、期末の3月31日まで諦めずに取り組んだことで、支部内で仲間づくりの士気が高まりました。
青野氏からは、改めて会員同士のつながりの大切さや、知恵を出し合うことでピンチをチャンスに変えられるとの思いが熱く語られました。
その後、各副支部長より新年度への想いが語られ、「人をつなぐ、地域をつなぐ、未来につなぐ」という支部方針のもと、名古屋第1支部の新たな「未来につなぐ」1年がスタートとなりました。
名古屋第2支部総会(3月24日)
「人を生かす経営」で新・時代への挑戦
~新ビジョンに挑戦し、逆境を乗り越える、仲間(チーム)づくり
コロナ下の活動を労う
名古屋第2支部は2020年度の支部総会をオンラインで開催し、41人が参加しました。
議事の前半、現支部長の出原直朗氏は今年度の活動の特長として、(1)4月に制度融資の学習会をオンラインで開催したこと、(2)支部で近況アンケートを準備して地区に展開し各社の現状把握に努めたこと、(3)会員の専門家を組織して相談窓口を作ったこと、(4)8月にオンラインで開催した支部例会では飲食業の会員2社がコロナ禍の取り組みを報告したこと、飲食業関連研究会への積極的参加で、関わり合いができたことを報告。会合が開催できない中でも活動を推進していただいた各地区の会長に感謝を述べました。
関わり合いをより強く
議事の後半では、新支部長として承認された名東地区の松山一郎氏が次年度の支部方針を発表しました。
次年度は「『人を生かす経営』で新・時代への挑戦~新ビジョンに挑戦し、逆境を乗り越える、仲間(チーム)づくり」をテーマに、支部の役員を10のチームに分けて活動し、(1)「同友会理念」「人を生かす経営」「三位一体経営」の実践と伝承、(2)経営指針実践と経営課題の解決、新たな挑戦ができる仲間づくりの推進、(3)同友会らしい地域企業づくりの3つに取り組むことを発表しました。
コロナの影響がまだまだ続くと予想される中、名古屋第2支部ではオンラインでの活動を強化すると同時に、お互いがより関わり合いを強くする機会を増やすことも念頭に置いた活動を次年度は展開していく計画です。
名古屋第3支部総会(3月24日)
会員同士の距離の近さを活かして
企業体質を強め、未来へ
名古屋第3支部総会が日本特殊陶業市民会館とオンラインで開催され、計30名が参加しました。昨年度の支部総会は、コロナ禍によりメール上でのみとり行ったため、今回は2年ぶりの対面かつ、対面とオンラインを初めて併用した形式となりました。
支部長は引き続きタケダ歯車工業の武田充弘氏が務めることと新役員体制が承認されました。新年度活動方針は「企業体質強化~環境変化をとらえ、未来へ繋ぐ」です。コロナ禍により、苦境に陥っている企業もあれば、同じ業種内でも追い風にしている企業もあり、企業間格差が広がっていること。学識者が示した「今後、成長機会のある業種・課題のある業種」の説明と併せて、「デジタル革命~働き方改革~生産性向上~EV化」といった既に始まっている外部環境の変化をチャンスと捉え、企業体質の強い黒字企業を目指そうと、掲げられました。
距離の近さを生かして
武田氏自身、リーマンショックの厳しい経験を生かして事業領域を拡大しました。その結果、コロナ禍での悪影響を抑えており、この方針から熱意・説得力がうかがえます。また具体的な活動としては、経営指針の中でも計画の作成や、金融機関との関係づくりの学習が発表されました。
ついで、各部門長からの方針発表、「コロナ禍での増強目標達成へ向けての行動」を質問の形で投げかけた後、退任地区会長への感謝状贈呈と、前回できなかった鶴田修一前支部長からの退任挨拶を改めていただきました。
厳しい情勢ながら終始和やかな雰囲気で進行され、この背景にある「密」ともいえる会員同士の距離の近さが名古屋第3支部の特徴です。この強みを生かし、互いの経営を磨き高め、助け合うことを再確認した総会となりました。
名古屋第4支部総会(3月25日)
躬行実践 ~本質を学び実践する支部に
新・旧支部長のあいさつを配信
名古屋第4支部は、感染拡大防止のため2020年度総会議事をすべて書面にて行いました。なお、3月25日に新・旧支部長のあいさつをオンラインにて配信し、21名が参加しました。
2018年度から3年間支部長を務めた城西の古田伸祐氏は、魅力ある企業を目指して同友会での学びを実践することを方針に掲げてこれまでやってきたことや、同友会運動においては、情報を伝達するだけでなく相手の立場を理解しようとする姿勢が重要であることなどが語られました。
また、新しく2021年度支部長となったシー・アール・エムの松村祐輔氏からは、「躬行実践」をテーマに、「同友会理念」「労使見解」「人間尊重」など、同友会の本質を理解する上で大切なキーワードを概念的に理解し、実践を通じて自社を語り、経営者としても会社も成長を目指すこと。そのために、デジタルの活用や情報伝達を工夫し、本質的な議論や学びができる場づくりを行うなど、支部方針が語られました。
最後に、2020年度退任地区会長・支部長への感謝状贈呈の様子をまとめたビデオを上映。1年間の労をねぎらいました。
名古屋第5支部総会(3月24日)
Changes for the 未来
~知覚動考(ともかくうごこう)
「未来」と「地域」
名古屋第5支部総会が39名の参加で開催され、川口化成品の川口洋平氏が引き続き支部長を務めることが承認されました。
川口氏からは、「人を生かす経営」の地道な実践が必要だと述べられ、新年度方針として「未来」と「地域」を視点にした企業づくり、地域づくり、同友会づくりが強調されました。
特別企画では、「コロナ禍に見える未来と経営対応」と題し、2021年度地区会長6名によるパネル討論が行われました。これまでの10年、コロナ禍の1年、これからの10年のお話から、会社と社会の未来を考え、新年度の第一歩を踏み出す支部総会となりました。
西三河支部総会(3月25日)
時代の転換期・私たち中小企業にできること
ITツールを駆使して
西三河支部総会がオンラインで開催され、会員84名が参加しました。
総会議事では、オアシスの大竹裕治氏が2021年度支部長に承認され、続いて2021年度支部方針「同友会らしい経営指針書を作成し三位一体の経営に挑戦しよう」が説明されました。
2021年度支部活動の基本として、「経営者は如何なる環境下でも経営に必要な情報を取得し行動できるようにITツールを使いこなしていこう」が掲げられました。
2020年度を振り返ると、新型コロナウイルス感染症(以下、コロナ)により、国民や中小企業を取り巻く社会情勢や市場の変化が急加速しました。世界中がコロナで対面禁止になる一方で、ITツールを使って経営に必要な情報を集めている経営者も多く、そのような経営者は素早く環境変化に対応して手を打っていました。
このように、予測できない時代においては、経営者は環境変化に対応し、ITツールも使いこなしていくことが必須となります。
ぶれない座標軸を持つ
これからは、従来の経営の延長線では対応できません。経営者は環境変化を的確にとらえ、労働環境の整備も明確に位置付け、全社一丸体制の下でぶれない座標軸を持った経営に取り組むことが必要です。そこで支部では、支部経営指針作成講座「入門編」をオンラインで開催し、経営指針書の作成と、それに基づく経営実践の支援を行っていきます。
西三河支部は発足から11年目を迎え、10地区・会員数566名(3月16日時点)となりました。しかし、その会員構成を見ると、総社員数1~4名が全体の33%、5~9名が23%で、全支部会員のおよそ60%は総社員数十名未満の企業となっています。
企業の永続には社員も必要です。企業を永続するため、「各社が社員の採用と共育にも取り組むことができるように支部で支援していきたい」と、大竹氏は語りました。
東三河支部総会(3月23日)
私は2021年を、こう戦う
~生き残るために、何が必要なのか
つながりで危機突破
東三河支部総会は72名(対面40名、オンライン32名)の参加で開催されました。
2021年度も引き続き支部長として承認された府中屋の高橋一仁氏からは、新年度方針が発表され、「同友会のつながりで危機を突破しよう」をスローガンに、(1)仲間づくり(常に経営情報交換を行い、全員でこの困難を乗り越える)、(2)企業づくり(経営指針に基づく全社一丸経営に挑戦する理念経営)、(3)同友会づくり(経営談義・相談ができる支部役員会へ、等)の3つの柱を確認しました。
横のつながり強化
記念企画では、2020年度に新たに発足した支部チーム会の活動報告と次年度の活動計画が、それぞれチーム代表者である支部3役の皆さんから発表されました。
支部チーム会は、これまでフォーラムや女性経営者全国交流会など各担当がそれぞれで活動をしていたものを、支部3役がチームリーダーとなり、各組織の情報共有および組織をこえた横のつながりをつくる取り組みです。
グループ討論では、今期コロナ禍でどんな影響があり、どんな対策をしてきたのか、そして来期はどう生き残っていこうとしているのかについて意見交換し、その上で同友会の活動をどう取り入れていこうとしているのかを交流しました。