活動報告

第20回あいち経営フォーラム(11月17日)

同友会らしい「人を生かす経営」で自立型の地域企業へ

全体会・基調講演は名古屋国際会議場センチュリーホールより配信

初のオンライン開催

11月17日、2年ぶりの全県集会として、第20回あいち経営フォーラムが開催されました。

昨年来の新型コロナウイルス感染症の影響を踏まえ、フォーラムとしては初のオンライン開催となりましたが、参加登録は910名と、対面開催時とほぼ変わらない人数より申し込みを頂きました。

開会あいさつをする三井実行委員長

10年先を展望して経営を考える

冒頭の全体会では、高瀬喜照会長より開会あいさつの後、来賓として中部経済産業局長の田中耕太郎氏、東海財務局長の齋藤通雄氏、愛知労働局長の伊藤正史氏より、それぞれビデオメッセージを頂きました。コロナ禍による厳しい経営環境に触れ、それに対する支援施策の紹介や、社会経済全体を支える中小企業への期待が語られました。

基調講演では、埼玉同友会会長で中同協・女性部連絡会代表を務める(株)メガネマーケット代表取締役の久賀きよ江氏より、「進化を追究し、輝く永続企業へ~自社の存在意義を見直し、いかなる環境でも乗り越える」とのテーマで報告いただきました。

「変わらなければ存続できない」と、委員会活動をはじめ同友会で素直に学び、愚直に実践し続けてきた久賀氏。「経営者は一生学び続け、社員と一緒に経営をつくり続ける」ことや、「昨日より今日、今日より明日と、進化を追究し続ける」姿勢が経営には欠かせないと、まざまざと見せつけられました。

10の分科会で学びを深める

学びの実践こそフォーラムの本番

その後、企業変革支援プログラムに則った5つのカテゴリーで、10の分科会を設営。いずれも直近の経営課題に留まらない、10年先を展望する内容で、「永続企業」を目指して「自社ブランドの確立」に取り組む手がかりになったのではないでしょうか。

分科会での濃密な学びの後は、恒例の交流会に代えて全体会を再開。他県同友会から報告者としてお越しいただいた3名の方にあいさつを頂戴し、加藤昌之代表理事よりまとめ、三井哲司実行委員長より謝辞が述べられ、閉会となりました。

このフォーラムで学んだことの経営実践こそ本番といえます。今回の学びや感想を忌憚なく支部・地区で交流いただき、1人でも多くの方の将来を見据えた企業づくりにつながれば幸いです。