活動報告

西尾張支部例会(1月29日)

一人ひとりが挑戦できる組織づくり
~社員の自発性と創造性を豊かにする企業風土とは

大橋 博行氏  (有)大橋量器(岐阜同友会)

社員の発想に社業発展の鍵がある

インターン生にも自ら取り組ませる

西尾張支部例会では「一人ひとりが挑戦できる組織づくり~社員の自発性と創造性を豊かにする企業風土とは」をテーマに岐阜同友会の大橋量器代表取締役・大橋博行氏に報告いただきました。

同社は岐阜県大垣市で伝統工芸の「枡」を製作しています。ニッチな業界で同業他社が廃業していく中、毎年雇用を続け、社員数を増やして発展し続けています。

私が驚いたのは、インターンシップ生に目標や計画を任せて取り組ませるという話です。「3~6カ月という短い期間のため成果は得られないかもしれないが、やらせてみる」とのことです。ここから一人ひとりが挑戦できる企業風土ができたと感じました。

任せたら見守ること

社員の自発性を引き出すには、経営者は任せてみることが重要であり、任せられた社員は自由にやらせてもらえるので創造性も豊かになるのではないかと思います。そこから始まった企業風土が社員へと浸透し、柔軟な発想を生む環境ができ、さまざまなことにチャレンジすることで新たな人材採用へとつながります。そして、発展し続ける企業へと成長していくのだと思います。

人を生かせている企業とは社員が自ら考え行動することができ、それを受け入れる環境を経営者がつくり続けている企業だと学びました。

グループ討論では「一人ひとりが活躍できる企業とは」をテーマに話し合いました。参加者からは、「社員を信用はしているが、つい口を出してしまい、任せることはできそうでできない。任せて見守ることが大事なのですね」と感想をいただきました。

大橋氏の報告から、企業風土と環境づくりは社員の自発性や豊かな創造性が契機になることが学べた素晴らしい例会となりました。

(株)山二産業  渡辺 剛太