活動報告

広報部会(6月22日)

増強の基本は良い地区風土

大嶽 麻未氏  (株)あこるでぃ

体感した価値を自分の言葉で述べる

人との関わりが成長を生むと実感

6月度広報部会では、あこるでぃ代表取締役で名古屋第8青同に所属する大嶽麻未氏より、会員増強をテーマに自身の経営実践と同友会での学びが共有され、経営者としての姿勢と組織づくりの実践が報告されました。

大嶽氏は夫婦で2社を経営し、太陽光事業と介護事業を主軸に理念実現型の経営を実践しています。介護事業では「自分の親を入れたい場所」を目指し、駄菓子屋の併設や地域交流の機会を設けることで、世代を超えたつながりを育んでいます。「一日一生」の理念の下、人の気配を大切にした環境づくりに取り組み、単なる事業運営にとどまらない地域に開かれた施設運営を進めています。

同友会への入会は、コロナ禍における経営上の危機がきっかけでした。活動を重ねる中で、「人との関わりが成長を生む」ことを実感し、同友会を仕事獲得の場ではなく、経営者としての在り方を学ぶ場として捉えるようになったといいます。大嶽氏の「何のためにやるのかを問い続ける」「自分らしい経営」「役割が人を成長させる」といった考え方は、現在の経営実践に深く根付いています。

承認と挑戦の機会が組織を形づくる

人材定着の面では、「○○大臣」と称する役割付与制度を通じて、社員1人1人に責任とやりがいを持たせる工夫が紹介されました。任せるだけでなく、見守りながら支える姿勢を徹底し、挑戦を評価する風土を整えることで、社員の主体性が高まり、自ら役割を求める文化が育まれています。また、同友会活動についても「経営の練習の場」と位置づけ、丁寧な情報共有と関係性の構築が組織活性化の鍵であると述べられました。

まとめでは、制度以上に重要なのが人との関わりであり、承認と挑戦の機会が組織を形づくるとの認識が示されました。同友会の意義としては、企業の成長と地域貢献を両立し、社会への提言機能を担う点が改めて確認されました。一方で、地区ごとの温度差や退会の課題も共有され、他地区の事例を学びながら、実践を積み重ねていく重要性が指摘されました。

会員1人1人が同友会の価値を体感し、自らの言葉でその意義を伝えていくことが、企業と地域の双方をより良くする風土づくりにつながります。今後も主体的な学びと実践の積み重ねを通じて、地区の活性化を図っていきたいと思います。