活動報告

人を生かす経営推進部門、経営指針推進本部共催 情勢学習会(7月3日)

ナフサショック&インフレ時代は何を変えるか
~情勢の激変をチャンスに変える経営戦略

丸山 博氏
(有)第1コンサルティング・オブ・ビジネス(東京同友会)

情勢変化への対応の仕方を学ぶ

経営戦略を磨き、変化をチャンスに

7月3日に人を生かす経営推進部門と経営指針推進本部の共催で、情勢学習会が対面とオンラインの併用で開催されました。報告者に第1コンサルティング・オブ・ビジネス(東京同友会)の丸山博氏を迎え、約120名が参加しました。

丸山氏は、現在は「不透明・不確実・不安定」が常態化する時代であり、円安や原材料価格の高騰によるコストプッシュ型インフレが続く中、これまでの延長線上の経営では対応できないと指摘しました。世界情勢や日本経済を取り巻く環境は今後も大きく変化することが予想されるため、企業は変化を見据え、経営戦略を見直し、再構築することが重要であると強調しました。

また、「考え続け、変化に備えてきた企業こそが危機を乗り越えられる」と述べ、経営指針は作成して終わりではなく、実践を通して会社に定着させ、変化に対応できる企業づくりにつなげることが大切であると語りました。

「情勢変化をチャンスに変える経営戦略」を語る丸山氏

信頼と付加価値で選ばれる企業へ

ナフサショックでは、日頃から顧客や仕入先、協力会社との信頼関係を構築してきた企業は、価格高騰の中でも必要な資材を確保できた一方、価格だけを重視した取引を続けていた企業は供給が滞る事例も紹介されました。丸山氏は「危機の時ほど、それまでの経営姿勢が結果として表れる」と述べ、平時から信頼を積み重ねることの重要性を訴えました。

さらに、これからの経営戦略について、「戦略とは、どのお客様に、どの商品・サービスを提供し、どう選ばれる会社になるかを決めること」「実は、何をしないかを決めることも重要」と説明しました。自社の強みを生かせる顧客層を明確にし、自社の強みを磨き、小さな市場でも「この分野ならこの会社」と選ばれる企業を目指すことが重要であり、価格競争ではなく付加価値を高める経営が不可欠であると語りました。

また、不安定な時代だからこそ、顧客が求める「安心・安全・信頼」を提供し、選ばれ続ける企業になることが重要であると述べました。

最後に、「世界情勢や経済環境は変えられないが、自社の経営は変えられる」と述べ、人を生かす経営を実践し、社員や取引先との信頼関係を大切にしながら、自社の強みを磨き続けることが、変化の時代を乗り越える鍵になると締めくくりました。