一社一人に関わろう
~秋のバリアフリー交流会 in西尾張
障害のある社員が教える
今年度2回目のバリアフリー交流会が開催され、会員29名を含む130名が集いました。
「1日インターンシップ」は4社が出展。各ブースでは、障害のある社員が中心になり、仕事を手際よく教えていました。参加者は、仕事の細やかさ、難しさ、速さや丁寧さに目を見張りながら、挑戦していました。仕事を教える社員を同僚たちが応援する様子には、企業の社風そのままが感じられます。
障害者が働いている様子を見学することはあっても、彼らから仕事を教わる機会はなかなかありません。自分の仕事に誇りを持ち、生き生きと指導する彼らの姿がとても印象的でした。
働くこと、生きること
手づくりの屋台がにぎわう中、ギターとオカリナをバックに自分の好きな曲をリクエストして交流しました。
インタビューでは、会員企業に入社し4年になる聴覚障害の社員が、みんなに手話を覚えてほしいと舞台に立ちました。そして、「会社では、聞こえなくてもみんなが援けてくれるから不便を感じない。その感謝を仕事で恩返ししたい」と胸の内を語りました。
参加した会員からは、「一人ひとりが持つ力を発揮できる会社にしたいと改めて実感した」「ここに来ると、働くこと、生きることの意味を考えさせられる」など感想が出され、「人を生かす経営」の原点に立ち返る機会にもなりました。