活動報告

ダイヤモンド部会(11月16日)

生花業界での43年を振り返って

川村 繁生氏  (有)花繁

花を通した心の豊かさについて語る

花を通した心の豊かさについて語る

人の想いを届ける

川村繁生氏は24歳で生花店を始め、今年で43年になります。生花業界は個人商店が多い中、「法人化」「売上1億円」という目標を掲げ、創業20年目で達成。これは、同友会で役員を務め、多くの刺激を受けたためだそうです。

川村氏にとって、店で扱う花はただの商品ではなく、送り手の想いが込められた特別なもの。たとえ1輪でも、貰ったときの喜びや、毎日水をあげて愛でる暮らしの豊かさは、値段以上のものといいます。花束の中にもしも傷んだ花があれば取り除くなど、人の想いを届ける仕事の重要性を社員にも伝えています。

「心の豊かさは、教育によって育まれる」と川村氏は語ります。昔は生き物や植物に触れる機会が多くあり、子供は「生」の原点を自然に学びました。現代の子供たちや親にも、「花を通して、人の繋がりや、花が咲き散ることの素晴らしさ、花を愛でる心の豊かさを知ってほしい」と締めくくりました。