取材から「先見企業」を学ぶ
~名古屋第1・第2・第3・第4支部編
「人を生かす」経営
10月の広報部会では、名古屋第1~第4支部による取材発表が行われました。
今期の活動方針で取材テーマでもある「同友会らしい先見企業」。同友会らしいとは、「労使見解」に基づく経営指針による「人を生かす経営」を実践することであり、先見企業とは、市場縮小や価値観の変化、技術の急速な進歩といった情勢を正しく認識し、それに対する戦略を持った企業のことです。キーワードとして、労使見解・経営指針・雇用・納税・環境・平和が挙げられます。
名古屋第1支部の取材先は今吉智彦氏の丸正精工と、齋藤高志氏の真栄工業所です。キーワードは雇用で、共同求人の合同企業説明会会場で両者を取材しました。新卒社員も巻き込んで組織力による新卒採用をすることで、社員共育に繋がり、会社の活気を作り出していました。
名古屋第2支部の取材先はビバーレン・カトーの加藤和紀氏が経営する別会社のケーアンドイー。キーワードは労使見解です。人生は、誇りをもって生きる人が勝者。社員を信頼し、大事にすることで会社が社員中心に動き出す。出発点は経営者の覚悟、といった話が紹介されました。
社員一人一人の幸せ
コムラインの北中一朗氏を取材した名古屋第3支部のキーワードは、労使見解です。「この会社で働くことができてよかった」と社員が感じ、その子供たちにも働きたいと言ってもらえる会社を目指し、地域社会から愛され続ける会社づくりに取り組んでいるそうです。
名古屋第4支部は城所真男氏の重機商工を取材し、キーワードは経営指針。社員一人ひとりの人生を充実させることが家族を幸せにし、協力会社の人たちを幸せにし、世界中の客先に信頼され満足してもらえるサービスを届けることに繋がるとのことでした。
私は取材を通じ、今やらなければならないことをやって足元を固め、課題を克服し、学び続けながら真の課題解決能力を高め、5年後・10年後の目標をはっきり示し、社員と共に生きることが先見企業への道だと学びました。
山鶴(株) 山田 英之