活動報告

共育・共同求人・労務労働・広報合同委員会(1月10日)

社員の生きがい働きがいを考える

苅谷 邦彦氏  (株)インデックス(共育委員長)
磯村 太郎氏  (有)サン樹脂加工(共同求人委員長)
吉田 幸隆氏  エバー(株)(労務労働委員長)
林  康雄氏  (株)林商店(広報部長)

各委員会から「人」を切り口とした学びを討論

各委員会から「人」を切り口とした学びを討論

ゴールは「理念の達成」

「社員の生きがい、働きがいを考える」をテーマに、人に関する3委員会と広報部による合同委員会が開催されました。人を採用する入口である共同求人委員会、社員の可能性を見出す共育委員会、経営者の姿勢を問う労務労働委員会の各委員長をパネリストとし、情報を理解し的確に伝える広報部の部長がコーディネーターを務め、パネル討論形式で行われました。

「人と人との関わり方」は大変難しく、永遠のテーマです。ましてや経営者と社員との関係は複雑です。会社の目指すべき方向を明確にし、互いの思いを共有することが大切ですが、その手法は人の数だけあります。

到達点は「理念の達成」です。それは経営者であろうと社員であろうと変わりなく、相互に尊重されるべきです。互いの考え方や思いを絶えず前向きに発信し、相手の意見を受け止め考察し、また発信する。それを繰り返すことで思いが通じ合い、理念の達成に近づくのだと感じました。

それぞれの人生プラン

中小企業にとって、人の採用は簡単ではありません。社員一人ひとりが大切な存在であり、各自の持ち味を引き出し得意なところを伸ばすことが経営者の仕事ですが、成長を急いだり多くを求めたりするあまり、一方的になることもあるかもしれません。

多能工や人事ローテーションを社員のためと思い進めても、時には逆に乖離が生まれることもあります。頑張ってきてくれた社員が、自己実現と会社の要望の間で離職の道を選んでしまわないように、仕事や人生プランを社員が自ら設計し、決定できるような関わりを持つことが必要だと思います。

経営者、社員という関係ではなく1人の人間として尊重し、互いに学び育ち合い、人と人とのつながりを大切にする「人間形成」が基本であることを改めて確認し、社員の生きがい、働きがいについて考えるきっかけとなる合同委員会となりました。

古澤デザイン事務所  古澤 毅