活動報告

広報部会(4月27日)

外部発信力で組織強化

加藤 昌之氏  (株)加藤設計

広報部の役割や情報の活用について報告する加藤氏

広報の役割と重要性

今期初めての広報部会では、広報オリエンテーションが行われました。これは、各地区から集まった広報部員に、今期の活動方針、広報部の役割や心構えなどを伝えるものです。

まず広報部長の林康雄氏から挨拶があり、続いて加藤設計の加藤昌之氏による報告がありました。同友会の広報活動に長く携わってきた加藤氏は、広報の役割と情報の大切さ、その情報をいかにして自社の発展に活かすかを説明しました。

人が発言をする場合、必ずその人(会社)の理念が出ると加藤氏はいいます。何のために経営をしているのか、中心に据える理念がぶれてしまうと、伝えたい対象者にその本質は伝わらないということです。また、広報部員の仕事は数多く集まる情報を精査し、伝えようとする対象者にどの情報が的確で有効性が高いかを判断して発信することだと話し、そのためには数々の情報の本質を見つけ出すことも重要であると強調しました。

情報を精査し先を読む

加藤氏は、これから必ず景気は悪くなる、その時に対処していては遅いと忠告します。情報を読み解く訓練をし、先を読み必要とされる仕事の形を今から作っていくこと。この一連の行動を、共感する人に応援していただくことが情報戦略だといいます。

その際、理念と行動に齟齬のないことが肝要であり、最も効果のある共感者に提供する情報が、その人にとって重要かを精査できていることが大切だとまとめました。

報告を聞き、私は広報部員としての役割を改めて考えました。また、自社の今後の事業展開において、情報戦略の重要性を考えさせられた部会となりました。

(株)小島良太郎商店  小島 英一郎