活動報告

第18期役員研修大学 第8講座(12月18日)

産学連携の実践

水戸 勤夢氏 (有)アーティストリー
鳥越 豊氏  (株)鳥越樹脂工業

産学連携での新たな仕事づくりを語る

役員研修大学第8講座では「産学連携の実践」をテーマに水戸勤夢氏と鳥越豊氏に報告いただきました。

互いを知り、育ち合う

水戸氏からは、同友会と教育機関との関係づくりが話されました。関係が深まるにつれ、中小企業家の生の声を聞きたいとの要望も強まり、現在は講師派遣により年間1800人もの学生へ、中小企業の正しい姿を伝えています。

また、1998年から続く大学生のインターンシップでは、学生側の意識や中小企業の発信力のほか、採用の手段ともいえる大企業のインターンシップとの違いを説明。自社では共育の風土づくりや人間性の成長に繋げていると事例を示し、人と人とが接し育ち合う大切な機会と捉え、積極的に受け入れに参加してほしいと呼びかけました。

技術を生かし他分野へ

鳥越氏からは、5年後の愛知県経済を想像できるかが問いかけられ、現行の仕事はやがて半減することが明示された後、自社の立ち位置を正しく理解し、指針に盛り込む必要性が話されました。

その上で、自社の強みを生かして新たな仕事に繋げ、あるべき姿を描き、そこへの道程を模索することが欠かせないと説明。併せて、既存の仕事の激減により、技術を生かして他分野へ進出した自社の経験が伝えられました。

自社に足りないサービス・技術を考えると、他者との連携が不可欠です。「積極的に情報を発信・収集し、自らの業界に囚われず、『何ができるか』『お客様は誰か』という領域を意識し、連携を図っていきましょう」と、仕事づくり研究会(AICL)への参加が呼びかけられました。