活動報告

女性経営者の会「愛彩」(7月27日)

学びを活かして進化する ~同友会と私

近藤 かえで氏  (株)吉祥総合調査

パワーポイントを使って報告する近藤氏

負けん気で奮起

女性経営者の会「愛彩」の7月例会は、「変革の時、学びを活かして進化する~同友会と私」と題して、吉祥総合調査の近藤かえで氏に報告いただきました。

近藤氏は“探偵”という男性社会の業界に入って27年、創業からは20年になります。幼い頃から活発で、高校卒業後に働き始めてからも、目標を1つクリアすると次の目標を探すというアグレッシブな女性でした。

友人の勧めで探偵を志し、就職した会社の不誠実な部分を許せないという思いから、独立、法人化の直前に共同経営者に資金を持ち逃げされるというどん底を味わいます。そんな近藤氏を支えたのは、「同じ探偵業で成功する」という持ち前の負けず嫌いと、この職業が社会に必要とされているという使命感でした。

誇りを持って働く

同友会に入ってからは、乾いた大地が水を吸収するがごとく、謙虚で素直に学び、それを実践していきます。そして、近藤氏の視線は業界全体へと広がります。AIに取って代われない部分が多い探偵業、この業界で働く人が誇りを持って働ける世界を実現したいと結びました。

男性参加者からは、「女性ならではの感性や視野の広さ、そして社会を良くしたいという思いや行動力。すべてにおいて感動した」「プライドを捨てると『言う』のは易しいが、実践は難しい」などの感想が聞かれました。

男女比が1対3と圧倒的に女性が多い愛彩ならではの、多様な価値観のぶつかる討論から多くの学びを得られた例会となりました。

(株)リンクアーツ  鈴木 昌子