地域社会と共に歩む
~地域になくてはならない会社に
4支部が取材発表
8月の広報部会では、恒例となっている企業訪問取材の発表を行いました。今年度は取材テーマを各部門会議の内容に沿ったものとし、8月は経営環境部門で、「地域になくてはならない会社に」をテーマとしました。
東尾張、西尾張、南尾張、名古屋第2の4支部の広報部員が、それぞれ選定した会員企業を取材。同友会理念の「国民や地域と共に歩む中小企業」を積極的に実践する中で、地域とどのように関わっているか、きっかけは何か、関わりをどのように考えているかなどを発表しました。
東尾張支部では、プリント配線板加工やフッ素化成品の開発を行う野田スクリーンを取材。町内清掃や小学校への壁新聞提供など8つの地域活動をしており、地域から尊敬され、そこで働きたいと思ってもらえるような魅力ある会社を目指していることが紹介されました。
西尾張支部は、県内唯一の移動式美容室を高齢者施設などへ派遣し、理美容事業を行っているそよ風を取材。同社は高齢化社会に向けた理容業のあり方として、移動型店舗の採用で地域貢献をしています。
南尾張支部の取材先は森岡クリーニング店。同社は質の高い仕事を提供し、「お客様の『キレイにしたい』に応える」を理念に「地域に必要とされる店舗」、「社会を明るくする努力」を掲げ、実践しています。
各社に共通する原動力
名古屋第2支部では喫茶、ケータリングの飲食業、またハウス、ビル清掃事業を展開しているスマイル・プラスを取材。子どもたちや子育て中の女性を地域全体で支えようと「Ywai☆Cafe」(ワイワイカフェ)を立ち上げ、新しいコミュニティーの仕組みづくりで成果を上げています。
各支部の持ち時間が15分と短く、プレゼン方法や、内容の絞り込みなど難しいところを、それぞれに工夫してわかりやすい発表がなされ、経営者として日頃の事業プレゼン活動の参考になりました。
4支部の取材先は、業種、規模などのほか、地域を何処ととらえるかにも違いがありました。一方で、「地域や社員、お客様が幸せになってほしい」という経営者の強い想いが地域への関わり方の目的であり、活動の原動力にもなっている点は、共通していると感じました。
アクシス 河地 一夫