地域で仲間を増やすこと
高瀬 喜照氏 (株)高瀬金型
会員増強は同友会理念の総合実践
第19期役員研修大学・第10講座では、高瀬金型代表取締役の高瀬喜照氏に報告いただきました。
「増強」とは、「同友会理念」を共有する仲間を増やすことだと高瀬氏は語ります。その同友会理念は、同友会活動での学びを経営に活かす中で、少しずつ理解できてくるものです。つまり、増強活動は「同友会理念の総合実践」と言えます。
中小企業は地域の担い手
同友会の歴史は「社会と中小企業の問題解決の歴史」であると高瀬氏は言います。労使紛争の中、経営者に責任があると提起した「労使見解」のように、我々の先輩経営者たちは、社会の問題を「経営者の責任」と捉え、主体的に学び、実践してきました。
現在、日本経済は地域の疲弊や少子高齢化による労働力人口の減少など、様々な課題を抱えています。そんな中、中小企業は雇用や納税、文化の継承など、地域社会の担い手として期待されています。
高瀬氏は、会社を維持発展させていくためにも、増強をすることで様々な人と出会い、経営者としての資質を磨くこと。また、良い会社が増えることが、ひいては良い経営環境につながると訴え、報告をまとめました。