活動報告

第20期社員と学ぶ共育講座 事前学習会(4月26日)

なぜ共育なのか
~経営者としての責任

明石 耕作氏  (株)トヨコン

経営者の仕事を表を用いて説明

第20期社員と学ぶ共育講座・事前学習会を開催しました。明石耕作氏の報告を紹介します。

入会とほぼ同時期に社長に就任した私は、まず経営理念を作成しました。しかし、年上ばかりの社員は反応が薄く、しばらく封印しました。

そうした中、同友会のインターンシップで受け入れた学生に経営理念を語ると熱心に聞いてくれ、伝える側の覚悟も大切なことに気がつきました。また、共同求人セミナーで理念共感型採用を学び、面接では経営理念と会社の目指す姿を伝えて共感する人を採用すると、離職率が下がりました。面接は共育の一部であると痛感しています。

共育とは啐啄同時か

仕事を「緊急性」と「重要性」の2面で捉えるなら、経営者の仕事は緊急性が低く重要性が高いものといえます。つまり、指針を成文化し、計画に基づいた採用をし、社員の共育をする、同友会の目指す三位一体の経営がそれであると考えます。

共育講座に参加するうち、共育とは、禅の教えの「啐啄同時( そったくどうじ )」(「物事を為す絶好の機会」という意)に似ていると思いました。社員が何かをやってみたい・知りたいと思った時に背中を押す、言葉をかける、そのタイミングが重要です。共育講座はその機会の1つになります。ぜひ、講座へ参加する目的と社員に対する期待を改めて伝え、共に学んでいただければ幸いです。