活動報告

共同求人委員会(5月22日~23日、6月10日~11日)

企業の手応えと学生の本気度 ~合同企業説明会

経営者も積極的に学生と関わり、自社について知ってもらう

のべ342名が来場

5月・6月の合同企業説明会はそれぞれ2日間行われ、各日で企業を入れ替えて開催されました。5月は141名、6月は201名の学生が来場しました。どちらも両日参加する学生が見られ、熱心さが伝わってきました。

6月1日時点の大学生(院生を除く)就職内定率は70.3%で、内定出しが前倒しで行われていることがうかがえます。活動を続けている学生の中には、本命の企業がまだ選考中、または選考がひと段落する時期に、今までとは別の道を考えて就職活動を始める学生が多くいるようでした。

今回の説明会では企業側からも手応えを感じたとの声が聞かれ、6月には就職先の目処を立てたいとの学生の本気度が伝わっていました。

また、業界研究を主な目的として、積極的に説明会に参加する2、3年生の姿が多く見受けられました。彼らは、夏から始まる短期のインターンシップ(就職直結型)の受け入れ先を探しているといいます。就職活動の時期が前倒しになっている現状は、大学生の就職活動に対する考え方にも大きく影響を及ぼしているようです。

業界研究を支援する

同友会でも「1人の学生を育てる」という視点で、大学での講義や2週間のインターンシップ(単位型)の在り方を考える時期に差し掛かっていると感じます。

中小企業に興味を持つ学生がいても、現状ではその興味を業界研究にまで繋ぐ部分がありません。中小企業の良さを発信するだけに終わっていては、就職先の候補に中小企業が挙がっても、多くの選択肢から学生が自分に合う企業を選び出すことは困難です。その橋渡しをする取り組みができれば、双方にとって有意義な就職活動になります。

業界研究に積極的に取り組む学生に向けても受け皿をつくり、中小企業の魅力を発信する場を意識的に設けていきたいと思います。9月18日には、今年度最後の合同企業説明会を予定しています。学生と企業の双方が納得のいく活動の場となるよう取り組んでいきます。